僕はどうしようもないクズだから【推しの子】【騎士A】 (ページ30)

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＃29 ページ30

『ここどこ…』

？？？「ここは地上と天界の境目だよ。」

『誰…？』

？？？「僕は天使。君の担当だよ。」

『へぇ…天使ってほんとにいるんだぁ…』

天使「君はどうしたい？」

『どうって？』

天使「生きるか死ぬか。」

『どっちでもいい。』

天使「なら地上の世界を見てみようか。」

天使がそう言った瞬間目の前に映像が映し出された。

『病院…？』

天使「ここに君の体があるんだよ。」

ま「起きて…」

て「とりあえず心拍は再開したみたいだけど…」

そ「また止まる可能性もある。か…」

し「起きろーお前の作った飯食わせろー」

ば「お前の歌声、聞きたいんだけど。」

みんなだ…

『…みんな』

天使「どう？生きたくなった？」

『でも、またあいつに切り替わったら…』

天使「それさえなければいいの？」

『だって生き返ったとしてもあいついたらまた死んじゃうじゃん。』

天使「なるほど？」

「ねぇ知ってる？生き返る時って、一つ願いが叶うんだよ？代償なしで。」

『だったら、あいつがもう二度と出てこないようにして。』

天使「了解！じゃぁ地上に君のことを戻すね！」

『うん。ありがとう天使。』

天使「いえいえ！それじゃぁ、次は寿命が尽きた時にね。」

『何で死ぬかとかわかるの？』

天使「うん。君の場合老衰だね！」

『なるほど』

天使「あ、そろそろ帰る時間だよ！」

『ほんと？じゃぁまたね！』

天使「うん！またね〜！」