僕はどうしようもないクズだから【推しの子】【騎士A】 (ページ23)

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Vau side

あいつが飛んだ。ほんとは俺もあいつの元に行きたかった。

けど、まひがゆうのこと好きなのはわかってるから。

だからあいつに譲った。

ほんとは奪ってしまいたいのに。俺だけのものにしたいのに。

でも、あいつの好きな人もわかってしまったから。

俺はもう、振られるだけだから。

だから身を引いた。

こんなの俺らしくないけどな。

とりあえずさっき連絡した奴らにゆうが飛んだことを連絡した。

そ「ばぁう！！」

あぁ…だめだ…

ば「そ…ま…っ…」

我慢してたのに。まひの方が泣きたいはずなのに。

そ「…さっき救急車来てたよ。」

ば「…うん」

そ「きっと助かるから。」

ば「俺がもっと早くあいつの元に来てればこんなことにならなかったのに…！」

ダメダメだね。俺。

そ「お前は悪くねぇよ。誰も悪くない。大丈夫。」

やっぱ優しいな。そまは。

ば「ありがとそま。」

行かないと。