君のことを知りたい。【短編集】 (ページ3)

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『嫌いだから別れてほしいの』（Greed組）ページ3

てるとくん

「…今、なんて…？」

信じられないのか聞き直してくるてるとさん。

『別れてほしい。』

「…そっか」

何かしてしまったのか、何がいけなかったのか考えている様子。

「ごめんね…付き合ってくれてありがとう」

別れる時にちゃんと感謝を伝えるの偉いですね。

『私こそごめん、これドッキリ。』

「えええええええええええ？！」

すっごく驚きます。驚いて尻餅ついて痛がってるところを見て可愛いってなった。

しゆんさん

「は？」

ちょっとキレてる。

『もう一回いったほうがいい？』

「いや言わなくていい。え、何がいけんかった？」

『すぐどっか行っちゃうんだもん』

京都の件ですかね、それともクラブの件？心当たりがありすぎる模様のしゆんさん。

「…次からはちゃんとお前にどこ行くか伝えてから出かけるわ」

『そういう問題じゃないの』

クラブは女の子がいますからね…酔った勢いでつい、っていうのが怖い。

「…じゃぁどうすればいいん」

『別れて』

「やだ。別れたくない。」

本気であなたのことが好きなんだろうなってのが伝わってきますね。

「お願いします、俺にもう一度チャンスをください。」

土下座してまで頼み込んできました。

『しゆん、頭上げて。』

「…はい。」

『ドッキリでした〜』

「は？？？」

この後煽り口調の説教が始まりました。

next→リスカした。