5.仮契約 ページ7
すると、突然紫色の光が出てきた。
光は私の手首に巻き付き、もう片方の光はショッピくんの首に巻き付いた。
光は私の手首に入ると消え、ショッピくんの首に巻き付いた光も首の中に入った途端消える。
「えっ？！なに！？」
syp「...アホですか？」
「説明して！！」
＿＿＿
「契約？」
syp「はい。吸血鬼は人間からもらった物と名前を人の姿の時に呼ばれると契約状態になります」
「そ、それだけで契約しちゃうの？！」
syp「大丈夫っすよ。今は仮契約。24時間以内に血を飲ませなければ自動解除になるんで」
「そっか。じゃあ＿＿」
猫の姿のままゲームをするショッピくんを抱えて玄関に歩き、
「早く好きな場所に行って」
玄関前に置き去りに。
しようとしたけど、
「痛っ！なにこれ...？」
突然何かに引っ張られる気配、というよりまるで腕に鎖が着いているかのよう。
手首に着いた紫色の光は日光に当たったことで猫の姿をしたショッピの首元に繋がっている。
syp「そういうことです。契約が解除されるまで俺とアンタは一定距離離れられんので。はぁ...なんで俺こんなヤツと...」
「それはこっちのセリフだから！！」
＿＿＿
「寝転がってゲームしないで！しかもそれ私のだし！」
syp「ここにもう一台ありますよ。ほら」
「それは兄ちゃんの！＿ってあれ？なんで3台目が...」
syp「両親のどっちかでしょ」
「...私の両親は事故で死んだよ。それで独りになって、兄ちゃんが拾ってくれた」
syp「.......兄さん？」
「うん。
syp「あ、そっちっすか」
「なんだと思ったの？」
syp「なんもないっすよ」
「...？変なの...あ、そうだ私優香たちと出かけるんだった！」
syp「じゃあ俺ゲームしてるんで」
「それじゃ私が行けないでしょ！はいゲーム切る！猫になる！」
syp「いたいけな猫をいじめんのやめてくださいよ。俺がなにしてん」
「吸血鬼で人になる猫がいてたまるか！」
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推しが尊いｯｯｯ！(プロフ) - このお話読んでサーヴァンプハマりました！御園の沼にずぶずぶですよほんま (7月9日 0時) (
レス) id: b5cad3eeae (このIDを非表示/違反報告)
安眠豆腐 - 初コメ失礼します。好きな漫画の設定があるなんて嬉しすぎます！続編おめでとう御座います！ (2020年4月12日 21時) (レス) id: e0357d705f (このIDを非表示/違反報告)
獣華 - 初コメ失礼します！応援してるので頑張ってください！ (2020年4月11日 22時) (レス) id: 4e84837f58 (このIDを非表示/違反報告)
月見里 市ゆり - コメント失礼します！一瞬でハマるほど、面白かったです!!これからも応援しています！更新、頑張って下さい！ (2020年4月11日 17時) (レス) id: bc3855eee9 (このIDを非表示/違反報告)
akane__aoi(プロフ) - 初コメ失礼します！とっても面白かったです！！続き、頑張ってください！！！！！ (2020年4月11日 15時) (レス) id: 8e1789b62b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーる | 作成日時：2020年4月5日 18時
