26.捨て駒 ページ28
cn「はっ...？でも、そうしたら...」
sha「名案やろこれ。そしたらお前はその子と一緒におれるんやで」
cn「・・・」
ち、チーノ？
「チーノ？どうして近付いてくるの...？止まって！撃つよ！」
銃口をチーノに向ける。
ニット帽を吸血鬼の命令を遂行しようとしているのか、銃口を向けてもチーノは止まらない。
cn「撃ってもええで。俺半吸血鬼やし。あ、でも人間でもあるから撃ったら死ぬかもな。なぁ、どっちやと思う？」
「....ッ！」
cn「うぐッ...足撃つとかかしこかよ...！」
足なら、足ぐらいなら撃っても平気だと思って撃った、撃ってしまった。
でもこれでチーノは動けなくなった。
「ショッピくん待って！チーノは殺さないでッ！」
トドメを刺そうと座り込むチーノの髪を乱暴に掴み上げ、銃口を向けるショッピくんを声で制す。
「もうチーノは動けなくしたから！あとはその後ろのやつを」
sha「敵に背を向けるとか墜ちたなショッピ〜。そんなにその主人が大好きかよ」
その声とともにショッピくんとチーノの腹から1本の腕が生えた。
いや、貫かれた、腹を。
彼らの後ろにいる者に。
「ショッピくんっ...！チーノッ！」
貫かれた衝撃で俯いて倒れたチーノと、腹を抑え座り込むショッピくんに駆け寄る。
sha「あっ、チーノも当たったん？ごめんな〜。当たると思わんかってん」
絶対嘘だ。
明らかにわざとチーノごとショッピくんを貫いた。
その証拠に腕1本まんま血に染まっている。
sha「まぁチーノは半吸血鬼やしその程度じゃ死なんやろ。放っておいたら地道に治っていくわ。じゃあ俺帰りますわ。ばいばーい！」
「はっ！？ちょっと！」
仲間のチーノを置いていくのかあの吸血鬼は！
いやあんな奴だ、元々仲間じゃなくて捨て駒としか思っていなかった決まってる。
「あっのクソッ...！ショッピくん大丈夫っ！？」
syp「今治療に専念してるんで話しかけないでください...」
「そうなの...？じゃあ私チーノの手当てをするから...！」
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推しが尊いｯｯｯ！(プロフ) - このお話読んでサーヴァンプハマりました！御園の沼にずぶずぶですよほんま (7月9日 0時) (
レス) id: b5cad3eeae (このIDを非表示/違反報告)
安眠豆腐 - 初コメ失礼します。好きな漫画の設定があるなんて嬉しすぎます！続編おめでとう御座います！ (2020年4月12日 21時) (レス) id: e0357d705f (このIDを非表示/違反報告)
獣華 - 初コメ失礼します！応援してるので頑張ってください！ (2020年4月11日 22時) (レス) id: 4e84837f58 (このIDを非表示/違反報告)
月見里 市ゆり - コメント失礼します！一瞬でハマるほど、面白かったです!!これからも応援しています！更新、頑張って下さい！ (2020年4月11日 17時) (レス) id: bc3855eee9 (このIDを非表示/違反報告)
akane__aoi(プロフ) - 初コメ失礼します！とっても面白かったです！！続き、頑張ってください！！！！！ (2020年4月11日 15時) (レス) id: 8e1789b62b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーる | 作成日時：2020年4月5日 18時
