4話.丶丶 ページ19
ショッピさんに連れられ廊下を歩く。
街の代表格というだけあって高価な作りになっていて、窓ガラスから見える景色から、手入れされているであろう赤い薔薇が咲き誇っている。
...嫌という程実家に似ている。
しばらく歩いている内に目当ての部屋前に来たようで、二枚扉の前にショッピさんが立つ。
shp「ショッピです。Aさんを連れて来ました」
と言って私に心の準備をさせる暇もなく扉を開けた。
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＿＿
＿＿＿＿＿
広い室内には深紅の絨毯と大きな机と椅子が奥にあり、その椅子に金髪の男が座り、
周囲には10の人たちが立っている。
shp「連れて来ました」
そう言ってショッピさんも彼らの中に混じって行った。それを見届けると、金髪の男が話し出す。
gr「君がエーテル財団の令嬢 Aか。
...大きくなったな。
自己紹介しよう。グルッペン･フューラーだ。
ワレワレシティの代表にてこの我々式バトルハウスのリーダー」
「...」
gr「話は君の職員から聞いている。
親子喧嘩で家を飛び出して行ったと、それの詳細を詳しく聞きたいんだが...話してくれるか？」
「話す程でもないです。
それに、内容を話して私にメリットはありますか？」
gr「...君を匿う、とだけは不満か？」
「信用なりませんね。
匿うフリして
彼から聞きましたよ。本当はポケモン目当てだって」
gr「だろうな。けど匿うというのは本当だ。
君の持っているポケモンはおまけ...。
我々という組織は知っているか？」
その話をした途端、
グルッペンさんの近くにいた赤いマフラーを着た男が口を挟む。
tn「お前、それ言ってええんか？」
gr「かなり警戒されている。
迎え入れるのだから言うべきだろう」
「...？」
gr「俺たちは表向きではこのバトルハウスを経営し、街の管理者として動いている。
我々という組織...財団から耳が入っていると思うが、お前は家を出たのだから知らないのも無理はない。
我々は裏では社会に暗躍する密売組織などを行う輩を粛清している。
いわば裏社会の取締役だ。財団に手を貸すこともある」
「そんなの余計に＿」
gr「しかしだ、俺はあの財団をよく思っていない」
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理央 - こんにちは！吸血鬼の頃から楽しく読ませて頂いてました！二つともえぐい位の神作品…(syp sho 寄りの箱)これも名作の予感!?更新頑張って下さい！では最後に〜？ はい、サイドチェストォォォォォ! (2020年5月19日 8時) (
レス) id: 091f5a802b (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - はじめまして！吸血鬼と専属武器を見て新作楽しみに見に来ました！これからも更新頑張ってください！面白い楽しい惹き込まれる話をありがとうございます！ (2020年5月19日 1時) (レス) id: 5fb94517ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆま | 作成日時：2020年5月18日 13時
