過去編 姫の幼少時代 4 ページ34
それから朱里は転校してしまった。
誤解が解けないまま…
あの事件以来、
学校では過酷ないじめにあい､
家では恥さらしとして
日に日に新しい痣や傷を負った。
でも一番痛いのは
二人を思ってやった行動は
かえって二人を傷付けた…
甘すぎた私の行動のせいだ
沖崎「アンタのせいで！白雪財閥の令嬢がこんな恥さらしって…本当に役立たずが！！」
何回聞いたかな…
多分私が生きてきた中で
よく言われた言葉かも…
『……私が……消えたら……もう…一度
笑顔で…いてくれますか…？』
沖崎「…へっ、死んでくれればね！
目障りなの、あの女に似て！！」
………
『もう嫌だ…こんなの』
近くの裏山に行き
自らの命を消そうとした…
ナイフを取り出し腕に当てた
「何してるの？駄目だよ！！」
『わぁっ…？！』
知らない人にナイフを取り上げられた。
「貴方、中学生で美人なのに…
痣や…傷を負わせてもったいない！」
『美人で済むなら、生活に苦労しませんよ…
なんなら何ですか？誰かに守ってもらえでも言いたいんですか？」
私はこんな扱いが嫌い
美人だから何？
「…悩みがあるなら姉さんが聞いてあげるよ！」
『わ、…私は信じない…どうせ裏切るんでしょ…』
「じゃあ、これ!指切りしたら、信じてくれる？」
『何故、指切り』
指切りの後、私はその人に全てを話した
見知らぬ人なのに…
後からは涙が溢れた
「よく耐えられたね｡
私もね言われた事あるんだ
役立たずってね。
だけど､そう言われても負けないって
決めたの。」
その人の第一印象はおせっかい。
でも…心が優しいって感じる
「自分の人生は自分だけの物語。
貴方は白雪姫じゃないよ。
貴方は自分の物語での姫。
シナリオは自分次第だよ」
『お姉さん、時々おせっかいって言われません？』
「…いや、私は人を…ほっとけないタイプで。
やり直せるよ君になら、
他の土地でやり直すとかね！
じゃあ私はこれで」
『あ、…あの貴方の名前は…』
「私は雪村あぐりって言うの。
観光で青森に来てるんだ！
東京で先生やってます。また会えるといいね」
その人との出会いで
変わろうと決意した…
過去は直ぐに書き換えられないけど
今見る未来で上書きされればいい話
『……東京に行こう…修兄の場所へ…』
沖崎さんに内緒で
3ヶ月後に東京に行った。
ただ守られてばかりの
白雪姫になるんじゃ無い
白雪Aとして
新しい土地でやり直す為に｡
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綾葉メグ(プロフ) - しのさん» ありがとうございます！(*^^*) 頑張ります！ (2017年4月28日 2時) (
レス) id: 601c6daecb (このIDを非表示/違反報告)
spica(プロフ) - 綾葉メグさん» 本当ですか！？ありがとうございます嬉しいです……! 喜んでいただけたら幸いです！これからも頑張ってください！ (2017年4月27日 18時) (レス) id: 1d8deaff7a (このIDを非表示/違反報告)
しの - この小説大好きです!!これからもがんばってください (2017年4月27日 14時) (レス) id: 31dc3928ff (このIDを非表示/違反報告)
綾葉メグ(プロフ) - spicaさん» イメージ通りでビックリしました！絵が凄く上手で羨ましい！この絵気に入りました！描いてくれてありがとう！ (#^^#) (2017年4月24日 21時) (レス) id: 601c6daecb (このIDを非表示/違反報告)
spica(プロフ) - 綾葉メグさん» お久しぶりです！イラスト描けました【http://uranai.nosv.org/img/user/data/5/4/f/54f42f07b3080bc68b149ea8c235fcb8.jpg】拙い絵ですが…!喜んでいただけるとうれしいです！ (2017年4月24日 18時) (レス) id: 1d8deaff7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾葉メグ | 作成日時：2017年4月13日 6時
