海の中にいる鏡面 (ページ10)

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９話ページ10

返却口に着くと声を掛けられた

リドル「君」

あ、リドルさんだ。

『何でしょう？』

リドル「さっき僕の名前を呼んでいただろ。
なぜ、名前を知っている？」

『僕の兄がハーツラビュルの寮長だったからですよ。リドルさん』

リドル「兄？…まさか司か？」

『そうですけど？』

リドル「なるほど…そう言う事か」

『どういう事ですか？』

リドル「君の兄は内の寮生の中で有名でね。
よく談話室で君について熱く語っていた」

『兄さん／／／内の兄がすみません』

リドル「いや、大丈夫。だから話に聞いていた君の事を少し見てみたかったんだ。兄弟はどんなものか…君は兄とは真逆のようだね」

『そうですね。兄さんは僕とは真逆…ですが
相性はバッチリです。海の魔女の傍にいた優秀なウツボ達よりも』

兄さんとは仲も良いし魔法の相性も良い。
それぐらい自身がある、、、

でも、、僕の事を皆に話しすぎだよ…兄さん。

リドル「自信たっぷりな様で」

『当たり前です』

リドル「僕の推測だと今の君の力なら簡単に寮長になれるのに何でしないんだい？」

『僕はただ、静かに過ごしたいだけです』

リドル「ふ、やっぱり君の兄が言った通りだね「あいつはめんどくさいのは好まない」全くその通りだね」

『な！』

兄さんそんな事まで言っていたのか！！
恥ずかしいじゃないか！！待てよ。もしかしたら兄さんは…いや、あり得る。

僕の事を全部言っている…。口が固くない兄さんの事だ調子に乗って言ってしまったのだろう…

ああ、兄さん。今ここにいたら殴れるのに…

リドル「でも、寮長になれば将来の道は開ける少し考えるのもいいかもね。おっと、それじゃ僕は行くよ」

リドルさんは大食堂から出ていった。

mob 「あ！司！次の授業飛行術だぞ！」

大食堂の扉にいるさっきの奴。
飛行術…てことは運動着に着替えないと！！

『今いく！！』
僕は大食堂から出た。

ーー
エース「あれ？司は？」

デュース「次の授業の準備をしに行ったんじゃないのか？」

エース「次の授業って何？？」

デュース「確か…飛行術だった気がする」

エース「飛行術？…あ！！」

デュース「何だいきなり大きな声を出して？」

エース「運動着に着替えないと！！」

デュース「？そうだが？」

エース「バカ！時間見ろもうすぐ始まるぞ！」

デュース「本当だ！！い、急ぐぞエース！！」

彼等も急いで大食堂から出た。