海の中にいる鏡面 (ページ7)

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６話ページ7

トレイン「今日の授業はここまで。しっかり予習をするように」

やっっと魔法史の授業が終わった。。
隣には死んだように伸びているさっきの奴。

mob 「疲れた…」

『まだ初日だよ？』

mob 「てか何なのあの猫！俺達が寝ないように見張ってると思ったら寝かせにくるし！！」

『まあまあ、流石に今回は寝てないから次も大丈夫だと思うけど』

mob 「自信無い…」

『今日の授業で寝ている奴は居ないでしょ』

mob 「いや、居たぞ」

『は？』

mob 「ほら、お前覚えて無いか？入学式に来た狸と魔力の無い人間」

『狸に魔力の無い人間？』

確か、入学式の時に皆が騒いでいたやつの事かな…
闇の鏡がその人間を見ると魔力も無い、そして、帰る場所が無いとなり学園長がオンボロ寮に住まわせているらしい。

ついでに入学式で暴れた狸も一緒に…

『ああ、思い出した。』

mob 「あの狸めっちゃぐーすか寝てたぞ」

『トレイン先生の事だから何かしそうだね』

mob 「怖いからな…トレイン先生」

『まあ、逆に寝なければ何もしてこないよ』

mob 「だよな、、でもあの狸本当に魔法使えるのか？」

『狸だったら無理じゃないかな』

すると、僕とmobの間に青い炎が燃え盛る

mob 「うぉっ！」

『危ないな』

一応、僕の家系は魔法を得意とする家で。
学校で習う基本的な魔法はとっくに使える。。

『ウォーターショット』
僕は床で燃え盛る青い炎に水を当てた。
すると、炎は小さくなっていき消えた

？？「な！オレ様の炎が！！」

『君さ、ここで魔法を使うなんて命知らずじゃないのかい？この教室は木製だ。僕が魔法で消さなければ今頃、丸焦げだ』

mob 「す、すげぇ！まだ魔法を習ってないのに出来るなんて！」

『そこの狸。主人の言う事にはしっかり従わなければいけないよ』

？？「オレ様は狸じゃないｿﾞ！！将来大魔法士になるグリム様だ！！」

『あ、そう。』

グリム「な！」
僕はグリムを置いて後ろにいる人間に声を掛ける。

『お前、名は？』

？？「ユウです」

『ではユウ。こいつの主であるならしっかりと躾なければいつか痛い目に合うよ』

ユウ「え、主では無いんだけど…」

『あの狸を従わせているのは君だ。しっかりしてくれよな』

僕はユウに背を向けて教室から出ようとすると…

リドル「誰だ！勝手に魔法を使った奴は！！」

ああ、来てしまった。。兄さんが最も嫌っていたハーツラビュルの寮長。

リドル・ローズハート。。