海の中にいる鏡面 (ページ46)

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４５話ページ46

すると、ジェイドさんが僕の横に座って肩に頭をこてんっと置いた。

ジェイド「私も少し疲れました…」

ﾎﾞﾝｯ!と顔が赤くなる。やっぱりジェイドさんは慣れないな…。

フロイドさんは少し寝て元気になったのか元気だ…。

フロイド「ジェイドがこんな事するなんて珍しい～♪」

僕の膝でゴロゴロとするフロイドさん…。
ああ、僕双子のウツボに囲まれてる…。

ちょっとﾋﾞｸﾋﾞｸしていると

アズール「フロイド止めてあげなさい。司さんも疲れているんです」

寮長が止めてくれた。ありがたい…

アズール「そう言えば…フロイド貴方今日授業をサボったでしょう？トレイン先生が怒ってましたよ」

フロイド「え～めんどくさ」

フロイドさん達が話していると肩から寝息が聞こえる。
ジェイドさんも疲れているな…。

フロイドさんちょっとうるさいし起きちゃうな…
と思い僕はフロイドさんに言った。

『フロイドさん、僕少しお腹減っちゃいましたフロイドさんのご飯食べてみたいんですけど良いですか？』

すると、フロイドさんは顔をニコニコさせながら

フロイド「食べたいの？俺の料理？？」

嬉しそうに聞いてくるフロイドさん…。

『はい、食べたいです』

フロイド「仕方無いな～作ってきてあげる♪」

フロイドさんは機嫌良くキッチンの方に向かっていった。
やっと、静かになれた…。

『ふう、』

そして、ジェイドさんをゆっくり僕の膝に横にさせた。あのままだと首が痛くなるからね。

アズール「おや、ジェイドも寝てしまったんですか…」

と、眠そうに話す寮長…。
僕はマジカルステッキを取り出して魔法をかける。すると、寮長の体は浮き僕の隣に座らせる

アズール「！？」

そして、僕は寮長の頭を肩にのせた。

『少し寝てはどうですか？僕の肩貸しますので』

アズール「な！わ、私は！」
あわあわと顔を赤くしながら慌てる寮長。
嫌だったのかな…？

『あ、嫌ならいいですよ』

アズール「だ、誰も嫌とは言って無いでしょう…」

そう言って寮長は僕の肩に体重をかける。
丁度、寒かったから僕としては最高だ。

ジェイドさんの顔を見ると少し隈がある…。
最近本当に忙しそうだったからな…

あ、そうだ！！
いい事を思い付いた！

ねえねえ、知ってた？

僕さ音楽は苦手って言ったけどあれは歌うのが苦手じゃなくて音符とかを読むのが苦手なんだ…

あれは、古代呪文語より難しい…