４０話 ページ41
アズール・アーシェングロット様。
フロイド・リーチ様。
ジェイド・リーチ様。
またのお越しを心からお待ちしております。
どうでしたか？
彼等の相談を聞いてみて…
ほお、面白かった…と。
フフフ、貴方も大概狂ってらっしゃる…
いえ、馬鹿にしている訳ではありませんよ。
誉めているのです。
しかし、面白いですね。
愛は醜いものなのにその中に美しさがあり、、
人々は歪んだ愛ほどその美しさに気づく。
まぁ、簡単に捕食者と獲物と例えると
捕食者がその事に気付き大いに喜びますが…
獲物はその美しさを理解できない。
何故なら知らないから…。
そこで、
その愛を互いに理解し合えるのか…
それが本当の幸せなのか…
本当の愛なのか…。
難しい話でしたね。
忘れてください。
では、話を変えましょう。
貴方は恋についてどう思いますか？
私は店の名前の事もそうですが…
恋は甘酸っぱい方が好きですね。
甘酸っぱい恋は、、
ほんのり甘くその後から酸っぱい恋もあれば
甘さは感じられず酸っぱさが多い恋もあります…。
貴方はどちらを望みますか？
…なるほど。
やはり、貴方は面白い。。
カランコロン。
おや、またお客様がいらっしゃいましたね。
それではお話もここまでとしましょう。
難しい話の意味が分かったら
また、ここにいらっしゃい。。
私はここで待っているから。
では、またのご来店お待ちしております。
ボソッ。
次に会うのは死んだ後かも知れませんけどね…
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作者名：チロル | 作成日時：2020年4月4日 3時
