海の中にいる鏡面 (ページ17)

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１６話ページ17

『いらっしゃいませ～ﾆｺｯ』
表面上の笑顔でホールの仕事をする僕…

なぜかと言うと大体の人はお分かりだろうけど
客引きするにはまず僕の存在が皆に知られないといけない…となると？？

一番情報を発信する人に会わなければならない…

つまり…

ケイト・ダイヤモンドさんに会わなければいけない…

兄さんの手紙の内容とアズールさんから聞いた事をまとめると…

ケイトさんはマジカメと言うのをやっているらしくフォロワーは沢山いる…とか。。
だから、ケイトさんが一つ投稿するだけで学園内に広まる…

それとケイトさんはよくモストロ・ラウンジのコーヒーやスイーツを食べに来るらしい。。

だから僕はホールの仕事をしながらケイトさんに会わなければならない…。

地獄だ。。

僕はケイトさんの姿知らないのに見つけなければならないなんて…。

mob 「すいませ～ん」

『今、伺います！』
僕は手を上げたお客さんの所に向かった。
そのお客さんは耳がもふもふそうだった…

『お伺いします』

手に持ったペンと紙にどんどん注文を書いていく。。

mob 「あれ？今日は新しい人？？それに…メイド服？？」

『え、と…色々ありまして…』

mob 「へー。可愛いじゃん君、名前は？」

『え？！え、、と…』

mob 「今度一緒にどっか行こうよ。俺の奢りでいいよ」

『え、それは…ちょっと』

mob 「え～別に取って食おう何て思ってないよ～だから教えてよ」

『今、仕事中なので…』

mob 「別にいいじゃん名前ぐらい」

すると、mobが僕に手を伸ばす…
僕は離れようと下がると。。お客さんの手が誰かに弾かれ僕の前に二人の背中が見えた。

ジェイド「失礼ですがこれ以上迷惑行為をすると言うならばここから出て行って頂けますか？彼も困っていますので」

フロイド「俺にｷﾞｭｯって絞められたいの？」

mob 「え、っと失礼します！！！！」
どんどんmobの顔が真っ青になりｽﾀﾀﾀﾀとお店を出ていった。

ジェイド「すみません。怖い目にあわせてしまい」

フロイド「大丈夫？司？」

『僕は大丈夫です！だからあんまり落ち込まないで下さい』

二人の落ち込んだ顔を初めて見た僕はあわあわと焦っていると…

？？「あれー？そこにいるのジェイドくん達じゃん」

オレンジ色の髪をした人が近付いてきた。
なんか…少しチャラい。。

それにあの腕についている色…

あれは…

ハーツラビュル寮の人？