海の中にいる鏡面 (ページ15)

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１４話ページ15

連れて来られたのは更衣室。

ジェイド「この中に入っている服に着替えて作業をして下さい」

『わ、分かりました』
僕は更衣室に入って中に入っている服に着替えた。
そして、外に出ると…

ジェイド「やはり！似合ってますよ」
ニヤニヤ…と微笑んでいるジェイドさんが怪しくて僕は鏡を見ると僕の着ていた服は…

『な！メイド服！？！？』
いかにも女の子が着るメイド服…
フリフリの…スカート…。。。

僕はスカートは嫌いだ！！

ジェイド「この前、スイーツの材料を買いにMr.sミステリーショップに行ったのですが…

サムがこの服をおすすめして下さってつい、買ってしまったのですが…

使い道が無いと思ったらありましたね」

『違うのは無いんですか？』

ジェイド「残念ですがこれしかありませんね」

困った困ったみたいな顔をしているジェイドさん…
絶対思ってない…。。

『僕、この格好で接客をするんですか？』

ジェイド「そうなりますね」

『また違う機会に…』

ジェイド「駄目です。」
また今度だったら僕の方でスーツ買えるのに…

うう、、と葛藤していると、、

バサッと誰かが入ってきた。

フロイド「ジェイド～司どうなっ…」

軽い足取りで入ってきたフロイドさんは僕の格好を見ると固まってしまった…。

『…え？』

全く喋らなくなったフロイドさん。。

嫌な予感…。

すると、一気に顔をキラキラさせて

フロイド「司！凄く似合ってるじゃん♪」

少し興奮気味に僕の格好を見ているフロイドさん…。

『僕は嫌なんですけど…』

フロイド「ジェイド！司をこの格好でホールやらせようよ♪」

ジェイド「ふふ。元からそのつもりです」

『え！ジェイドさん！？』

フロイド「じゃあ早速！司～行くよ♪」
あっという間に僕の背後に回り込んだフロイドさんは僕の背中をぐいぐいと押す。

この姿で接客とか無理！！
恥ずかしくて死んじゃう…。。

僕は必死の抵抗をする

『い！や！です！！』

だが、フロイドさんの圧倒的な力には敵わずどんどん僕の体は前に進む。

もう、目の前にカーテンが見えた、、

あの先はもうお客さんがいる所…

少し涙目になりながら抵抗していると…

ボフンッ
何か柔らかい壁に顔が埋まった。

『？？？？？』

アズール「こら。フロイド、ジェイド。司さんをあまりからかうんじゃありません。怖がっているでしょう」

プハっと顔を上げると寮服のアズールさんがいた。