海の中にいる鏡面 (ページ13)

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１２話ページ13

そして、僕はエースにお姫様抱っこされながら
クルーウェル先生が待つ教室に運んで貰った。

エースの隣の席に座ると隣にいたのは

ユウ「あ、あの時の…」

狸…ｺﾞﾎﾝグリムの主人がいた。

『ああ、君か』

ユウ「この前はありがとうございました」

『いやいや、当然の事をしたまでだよ』

エース「ん？何々？？監督生また(強調)何かやったの？」

ユウ「あれはグリムのせい！」

『狸…ｺﾞﾎﾝグリムが教室の床を燃やす所を僕が魔法で消したんだ』

エース「え！？でも、学園内の魔法は禁止じゃ？」

『それのせいでリドルさんに僕が目を付けられたけどまぁ、元凶はグリムだからね。』
すると、ユウの隣から黒い毛玉が出てきた。

グリム「グリム様だゾ！それに狸じゃねえ！」

『おやおや、首に赤い首輪を付けられて…フフ
ペットらしくなりましたね』

首にはリドルさんのユニーク魔法首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)の首輪。
あれを付けられると魔法が使えなくなる。

でも、首輪にしては少し可愛すぎないか？

エース「あははは！ペットだってよ！グリムwww」
エースはお腹を抱えて笑っている。

グリム「エース！！笑うな！！」

クルーウェル「ステイ！！これから授業を始める！！」

そして、僕はクルーウェル先生の授業を受けた

途中、グリムが暴走しそうだったがなんとか乗り越えた。
終わりのチャイムが鳴り放課後になった。

エース「司立てるか？」

『うーん。ちょっと立ってみる』
僕は椅子から立とうとするとやっぱり足に力が入らずペタリと座ってしまう…。

『どうしよう…』

エース「俺が寮まで送ろうか？」

『いや、エースが魚でない限り無理だと思う…』
はぁ、とため息をついていると急に誰かに持ち上げられ視界が広がる。

『わ！』

フロイド「やっと見つけた～司♪」

また、フロイドさんだ。今日で何回持ち上げられたか…。

『何ですかフロイドさん』

フロイド「ジェイドが司を呼んでてね～それに司に会いたかったし♪」

『あ、ああ。なるほど…つまり迎えに来た…と』

フロイド「勘が凄い子は俺好きだよ♪」

『僕はフロイドさんから好かれたくは無いですけど…』

エース「あ！司！！俺これから…寮に帰らないとな～(棒)じゃ、じゃあな！」

ドタドタと走り去っていくエース。
どうしたんだろう？？

すると、また奥からドタドタと足音が聞こえた

グリム「エース！！！！！どこだゾ！」