ある無能の逆襲2 (ページ12)

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私は今。らっだぁの居る総領室の前に要る。

緊張してきた…。

でも嬉しい緊張だった。

コンコン

ら「どうぞ～」

私は扉を開けるとらっだぁは丁度、休憩中だった。

『らっだぁ…』

ら「アザミ！おはよう」

『おはよう。朝早くからごめん』

ら「え？別に大丈夫だよ」

『らっだぁ…私……』
ドキドキと心臓が速くなる。落ち着け…
深呼吸をする。ｽｩｰﾊｧｰ

『私…皆を信じる。きょーさん、こんちゃん、緑くん、レウさん皆を…そして、らっだぁとこの国に忠誠を誓います。』
私はらっだぁの目の前で片足をついた。
らっだぁはびっくりした顔をしていて

泣いていた

ら「え？アザミ？？それって…」

『返事遅くなってごめん。やっと決心が付いた
ハヤトが私の背中を押してくれたんだ。
私は…皆を信じる。…良いかな？』
私が顔をあげるとらっだぁは私に抱き付いてきた。

『ちょ、ら、らっだぁ？！』

ら「ありがとう…信じてくれて…アザミ
俺怖かったんだ…アザミが信じてくれないと思ってたから…だってあんな事が起こってたしｸﾞｽﾞｯ
自分でも都合良く誘っちゃったのがあったからｸﾞｽﾞｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

らっだぁが私の肩に顔を埋めて泣いている。
ごめんね。心配させちゃったね…
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝとらっだぁが私にしてくれたように私もらっだぁの背中を優しくたたく。

ら「皆、、、心配してたんだ…でも俺達が動いたらアザミが離れていっちゃうと思って…ｸﾞｽﾞｯ
ありがとう…信じてくれて…ハヤトにもお礼を言わなきゃな…本当にありがとうアザミ、ハヤト…」

『こっちこそありがとう。らっだぁ…私達を誘ってくれて。私しか今ここに居ないけどハヤトもきっと喜んでくれているよ。』

ら「ｸﾞｽﾞｯ…」

『ﾌﾌﾌきょーさん達にも言わないとね』

コンコン

ば「らっだぁ入るぞ」

ガチャっ
きょーさんが部屋に入ってきた。
しかし、他の人から見たら…

らっだぁが泣いている…
抱き合っている…
二人きり…

ば「は！し、シツレイシマシタ～」

『きょーさん！』
私は扉を閉めようとしたきょーさんを呼んだ。
きょーさんはびっくりした顔をしていて…

ば「え？今、アザミが言ったのか？」

『そうだよ。きょーさん』

ば「え、え、ええ！」

『私、皆を信じるよ。遅くなってごめんね。』
きょーさんは唖然としていて手はインカムを取って

ば「皆、総領室に集合…」

『ﾌﾌﾌ』
その顔はとても面白かった。

ら「あれ？俺放置？？」