９. うるさい心臓 ページ9
.
ヒナ先生に教えてもらうこと2時間
外は少し薄暗くなっていた
村 「ほなそろそろ終わりにしよか」
と言ってヒナ先生は パタンとワークを閉じた
それを合図にするかのように 私は 大きなあくびをする
村「ごっついあくび。そんな頭使ってへんやろ。」
「めっちゃ使いましたけど」
と言って先生の肩をパシッと軽くどつく
村 「いった！
もうとりあえず 外ちょっと暗くなっとるし、お前もう帰れよ」
誰が引き止めたせいで 外が暗くなっとんねん
と思いながらも 筆箱やらなんやらを カバンの中にしまっていく
「ヒナ先生は？帰らないんですか？」
村 「俺？ 俺はまだ仕事残っとるから 帰れへんよ」
「大変なんですね」
村 「仕事やからしゃあないねんけどな」
と言って 大きく伸びをする
少しの隙間から 割れたお腹が見えて
思わずパッと目をそらしてしまった
村 「下まで送るわ」
パッと目をそらした私に 不思議そうな顔をしながら ヒナ先生は準備室のドアを開けた
「あざっす」
と言って、私は ヒナ先生が開けてくれたドアから 教室の外に出た
.
下駄箱まで２人で歩いたけど、２人とも無言のまま
なんかわからんけど ちょっと気まずい…
下駄箱に着いて 靴を履き替えると
村 「ほな 明日こそ持ってこいよ」
と 腕を組みなが言うヒナ先生
「任せてください」
そしてグッと親指を立てる 調子の良い私←
村「ほんま、調子のええやつやなあお前。
ほな、気ぃつけて帰れよ。ほんまは送ってやりたいねんけどな、仕事残っとるから…」
なんでや…
送ってやりたいねんけどな
って言葉に いちいち心臓が反応してる
なんじゃこれ！
心臓！静まれ、静まれ！！
「いえ、大丈夫っす。お仕事頑張ってください。」
と言って照れた顔を隠すように ペコッと深くお辞儀をした
村 「ほんまに女の子は危ないねんからな。変なおっさんに付いてったらあかんで。」
ヒナ先生の言葉に わかってますわかってます と何度も言い
「では、さようなら」とお辞儀をした
村 「ん、ほな」
と言って向こうも浅く会釈した
くるっと回り 下駄箱を出て 校門の方へと歩いていく
理由はわからないけど 熱でも出たのかな って思うぐらい 私の体は熱くなっていた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 407人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まい(プロフ) - 更新頑張って下さい！楽しみにしてます！この作品大好きですっ！！長々とすいません… (2016年4月19日 18時) (
レス) id: 942be8ed45 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - この作品すっごくキュンキュンします！読んでるだけでドキドキして次のページではどうなってるのかな？どんな展開になるのかな？とすごくワクワクしながら読んでます！この作品を見てちょっとずつ村上さんを好きになってる自分がいます← (2016年4月19日 18時) (レス) id: 942be8ed45 (このIDを非表示/違反報告)
__OrangeEighter - 更新頑張ってください！雛ちゃんが先生って発想素敵⌒★ (2015年11月26日 22時) (レス) id: d0736ad465 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉 - 続き楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2015年11月23日 0時) (携帯から) (レス) id: 610df01edc (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ(プロフ) - まりもさん» いやあ！私もですよ！！さて主人公は満点をとってデートできるのか．．．乞うご期待！！ (2015年9月28日 21時) (レス) id: cf443e0b0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆっぴ
| 作成日時：2015年9月13日 20時
