Begin ページ41
私の歓迎パーティが終わり、「来たばかりなのに…」と言うホソクさんを座らせ後から来たメンバーで後片付けを引き受ける。
ただしナムジュンさんは水周りに立たせると危険とのことで、今彼はふきんで一生懸命テーブルを拭いている。
…力が強過ぎて額に汗が滲んでいるけどまあ問題ないだろう。
「テヒョンさん、このお皿はもう拭き終わったのでしまって大丈夫です」
TH「はぁい」
JM「うわ、何その指さばき…今のどうやってんの？」
JK「どうって…コンボ使っただけです、これとこれ同時押し」
YG「身体の一部みたいになってんな」
HS「ヒョンも演奏中そんな感じですよ？」
リビングではジョングクさんの格闘ゲームに皆興味津々で集まっている。
大画面のTVの映像はこちらからでもよく見えてちょうどジョングクさんが操るキャラクターが敵をめった打ちにしたところだった。
…って、あの子何にもしてないじゃん！
「あの…ジョングクさんは何にもしてないですけど…いいんですか？」
TH「ん？あぁ…ジョングギはねーいいの、疲れてるから」
疲れてるって…今もあんなに楽しそうにゲームしてますけど。
さっきもそうだけど…なんだかジョングクさんだけ特別扱いじゃない？
「ゴールデンクローゼットって…何なんです？ジミン、知っててわざと忘れたふりしてましたよね？」
JN「…！ぼ、僕に聞いてる！？」
「あ、危ない！…セーフ」
はい、貴方です。
泡まみれのジンさんの手からグラスが滑り落ちるのをギリギリで受け止める。
ごめんと謝り手渡したグラスを水で念入りに洗い流すと、ジンさんはほんの少しだけ寂しそうな顔をした。
JN「その呼び名はジョングクが付けたんじゃないんだ…僕も詳しい事は知らないけどどうやらあいつの家族が皮肉の意味を込めてそう呼んでたらしい」
「皮肉？」
TH「僕聞いた事ある…『黄金もクローゼットに閉じ込めていたら宝の持ち腐れだな』って意味なんだって…ジョングクお部屋からあんまり出ないから…」
「宝の持ち腐れって…酷くないですか？」
テヒョンさんが悲しそうに下を向いた。
え…家族なのに。
どうしてそんな悲しい言葉を子供にかけるんだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1010人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピョル☆(プロフ) - 優里さん» ありがとうございます💕コメント励みになります！これからも楽しんでいただけると嬉しいです😌💜 (2021年12月9日 0時) (
レス) id: 49ff88afc5 (このIDを非表示/違反報告)
優里(プロフ) - 初めまして。すごく面白くて更新楽しみにしてます！こんな素晴らしい作品初めてです！応援してます！ (2021年12月8日 14時) (レス) id: 72a635a728 (このIDを非表示/違反報告)
ピョル☆(プロフ) - きーさん» こちらのミスで続編が出てますが次の更新のタイミングでパス外すのでもう少々お待ち下さい😌 (2021年12月8日 1時) (レス) id: 49ff88afc5 (このIDを非表示/違反報告)
きー - 続きが見たいんですが、どうすれば見れますか⁈ (2021年12月8日 1時) (レス) id: 235a2ef37a (このIDを非表示/違反報告)
ピョル☆(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます💜これからも楽しんでいただけると嬉しいです💕 (2021年12月8日 0時) (レス) id: 49ff88afc5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ピョル☆ | 作成日時：2021年11月23日 13時
