Fly To My Room ページ25
「とりあえず着替えるか…」
TH「Aは部屋着どんなの着るの？サリー？」
「なんでインドの伝統衣装なんですか、ふつーですよふつー……」
って、おい！
待て待て。
そもそもテヒョンさんを部屋から出さなきゃ着替えも出来ないじゃん。
私は馬鹿なのか。
スタート地点に戻ってきてしまい途方に暮れる。
こうしてる間にも時間は刻一刻と流れているというのに。
「どうしよう…あんまり待たせても怪しまれるし……」
TH「A困ってる…？僕何かできる事ある？？」
オロオロするテヒョンさん。
全身黒ずくめじゃなかったらきっと胸キュンしてたかも知れないけど今はそれどころじゃないのだ。
「えーと…テヒョンさんにはお部屋にどうにか戻って欲しくて…」
ただその方法がないんだけども。
TH「お部屋？うん、分かった」
「え」
そう言うと外に繋がる掃き出し窓をカラカラと開ける。
「確かにそこから出られますけどテヒョンさんの部屋の窓はこのタイプじゃなかったですよね？…どうやって入るんですか？」
TH「ん？大丈夫だよ？いつもそこから出入りしてるし」
まじか、悩んでいたのに解決してしまった。
防犯の観点から見ると全然大丈夫じゃないんだけど。
「で、でも！お部屋に行くまでに丸見えですよ！」
TH「もう暗いから大丈夫…ほら、闇に紛れるでしょ？」
真っ暗になった外はテヒョンさんを隠すにはうってつけだった。
フードを被ったテヒョンさんは黒い布で口元も覆い、目だけきょろきょろさせながらゆっくり窓を閉める。
「これならいけそうですね…！それじゃまた後で…！」
TH「うむ、さらばじゃ……！」
何故か武将のような口調でそう言うとテヒョンさんは小走りで自分の部屋へと帰って行った。
ふぅ。
早く着替えてリビング行こ。
TH「……A、『秘密が〜』って寝言言ってたけど…もしかして秘密組織のメンバーなのかなぁ……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1010人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピョル☆(プロフ) - 優里さん» ありがとうございます💕コメント励みになります！これからも楽しんでいただけると嬉しいです😌💜 (2021年12月9日 0時) (
レス) id: 49ff88afc5 (このIDを非表示/違反報告)
優里(プロフ) - 初めまして。すごく面白くて更新楽しみにしてます！こんな素晴らしい作品初めてです！応援してます！ (2021年12月8日 14時) (レス) id: 72a635a728 (このIDを非表示/違反報告)
ピョル☆(プロフ) - きーさん» こちらのミスで続編が出てますが次の更新のタイミングでパス外すのでもう少々お待ち下さい😌 (2021年12月8日 1時) (レス) id: 49ff88afc5 (このIDを非表示/違反報告)
きー - 続きが見たいんですが、どうすれば見れますか⁈ (2021年12月8日 1時) (レス) id: 235a2ef37a (このIDを非表示/違反報告)
ピョル☆(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます💜これからも楽しんでいただけると嬉しいです💕 (2021年12月8日 0時) (レス) id: 49ff88afc5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ピョル☆ | 作成日時：2021年11月23日 13時
