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「グク！卒業おめでとう！！」
そう言って、テヒョンイヒョンが僕に口付けたあの日の事を僕は生涯忘れられないだろう。
それまでもスキンシップはされてきた。
ヒョンなりに僕と仲良くなろうと考えての行動だという事は分かっていたし、早くに親元を離れてた僕は寂しかったから受け入れた。
頬へのキスも、ハグも。
他の誰にもされないし、したいとも思わないけど、おかしな事だとは思わなかった。
僕とテヒョンイヒョンは、それくらい特別な関係。
仲良しで、居心地が良くて。
だけど。
初めて触れたヒョンの唇に、僕はどうしようもなく動揺した。
不快感で？
…違う、ドキドキして。
そして、嬉しいと思っている自分にも驚いた。
そんな自分に気付かれたくなくて、よく分からないリアクションをとってしまいヒョン達が不思議そうにしていた記憶がある。
ヒョンは、どうしてキスしたんですか？
そう聞きたかった。
でも、聞いてしまったらきっとヒョンは。
もう僕と一緒にいてくれなくなる。
なんとなくそんな気がして。
テヒョンイヒョンはその日を境に僕の頬にキスするのをやめた。
急にヒョンが遠くに行ってしまったようで悲しかったけど、嫌われたくなくて自分からは何も出来なかった。
ヒョンに1番可愛がられる弟ポジション。
それでいいじゃん。今までだってそうだったんだし。
何度も何度も自分に言い聞かせようとした。
その度に頭をよぎるのはあの日の少し寂しそうな横顔。
“モテたって意味ないよ、好きな人に好かれなきゃ”
ヒョンがそんな顔するくらい好きな人。
…僕だったらいいのに。
僕ならそんな顔、絶対させないのに。
ヒョンへの独占欲を内に秘めたまま、僕は。
僕らは、人気グループ防弾少年団になった。
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てるゆんパァ - 続きがちょー気になります！！早く読みたいです！更新待ってます。頑張ってください！ (2022年10月25日 23時) (
レス) @page13 id: 3ffcc32397 (このIDを非表示/違反報告)
ピョル☆(プロフ) - 鴎花さん» 嬉しいコメントありがとうございます😌💓遅筆ですが応援していただけると嬉しいです！ (2022年9月21日 6時) (レス) id: 01b19ab289 (このIDを非表示/違反報告)
鴎花 - 一気に読ませていただきました。ストーリーも面白いし、とても素敵な作品だと思います。更新頑張れ (2022年9月19日 7時) (レス) id: 4071de27e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピョル☆ | 作成日時：2022年8月11日 4時
