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腕の中に、ヒョンが居る。
今だけは誰にも触れられない、僕だけのヒョン。
そう考えたら嬉しくて思わずんふふ、と笑いが零れてしまう。
TH「グク？」
「ぼく、抱き枕〜」
訝しげに僕を見上げるヒョンの瞳に気付かないフリをして更に強く抱き締めるとシャンプーとヒョンの肌の匂いがして。
TH「お酒くさいよグク、てか近い…！」
藻掻くヒョンのか弱い力も愛おしい。
動く度に舞い上がる香り。
逆効果だよ？ヒョン。
あー…もうたまんない。
落ち着く匂いとトクトクと聞こえてくる心音に、ゆっくりと深呼吸して目を閉じる。
あぁ、好きだなこの感じ。
安心する。眠たくなるくらい。
…ん？
頬に感じる人肌の温もり。
TH「熱い…」
独り言と共にゆっくりと離れていくヒョンの手。
それは僕の背中に回り、少し控えめに力が込められて。
TH「…へへ」
胸辺りに顔を埋めるヒョン。
目を開けるタイミングを逃してしまい、そのまま寝たフリをしながらまわらない頭をフル回転させる。
ヒョン多分僕が寝てると思ってる…よね？
だから触ったの？なんで？
いや、起きてる時に触ったらいいじゃん、なんでそんな気にしてるの？
そして僕が抱き締め返されてるのは？
ヒョンは飲んでないよね？
あの日から、僕にハグしてくれなくなったのに…
TH「…僕今すっごく幸せだよ」
ヒョンが放った言葉が更に僕の頭を混乱させる。
…そんなの僕だって幸せ。
でもヒョンはどういう意味で幸せって言ったの？
僕は…僕はね、ヒョン。
なんでか分からないけれど。
またヒョンに甘えられて嬉しいのに、ヒョンが僕以外の誰かにとられちゃう日が来そうで嫌なんだ。
ヒョンは今好きな人いる？
それはどんな人？僕は知ってる人？
…その人を思って『幸せ』って言ったの？
ヒョンなのに、なんでかな。
こんな事考えて悲しくなるなんて変だよね、僕。
目が覚めたら…この気持ちが何なのか分かるかな？
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てるゆんパァ - 続きがちょー気になります！！早く読みたいです！更新待ってます。頑張ってください！ (2022年10月25日 23時) (
レス) @page13 id: 3ffcc32397 (このIDを非表示/違反報告)
ピョル☆(プロフ) - 鴎花さん» 嬉しいコメントありがとうございます😌💓遅筆ですが応援していただけると嬉しいです！ (2022年9月21日 6時) (レス) id: 01b19ab289 (このIDを非表示/違反報告)
鴎花 - 一気に読ませていただきました。ストーリーも面白いし、とても素敵な作品だと思います。更新頑張れ (2022年9月19日 7時) (レス) id: 4071de27e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピョル☆ | 作成日時：2022年8月11日 4時
