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僕には6人、ヒョンがいる。
頭脳明晰でチームを纏める天才リーダー、親父ギャグばかりだけど誰よりも努力家で凄まじい歌唱力の天才長男、作詞作曲が出来て、無気力に見えて熱い天才ラッパー、僕らの唯一の希望でありデビュー前から地元で既に名を馳せていた天才ダンサー、培った表現力が見る者を魅了する現代舞踊上がりの天才餅。
そしてこの人。
TH「ねーねー、みてみて！いくよ？ほら！」
空中に投げたお菓子を口でキャッチしドヤ顔でもぐもぐしているこの人、だ。
僕に、って持ってきた筈なのに一人で開けて食べ始めてるし。
「…見てませんでした」
TH「えー！もっかいいくよ？…ほら！」
なんとなく意地悪したくなって、ヒョンが投げたお菓子に手を伸ばし掴むとすぐさま口に放り込む。
TH「あー！！」
「…んまい」
せっかく今ヒョンの良い所を考えてあげていたのに。
僕の気も知らずに呑気にお菓子食べてるヒョンが悪い。
静かになった隣に「少し意地悪だったかな」と振り返ると。
TH「美味しい？」
「！」
目と鼻の先にヒョンがいて、ひゅっと息を呑んだ。
もう一緒に暮らし始めてかなり経つというのに未だにヒョンの不意討ちの至近距離には慣れる事が出来ない。
長い睫毛、左右で違う三白眼の瞳、少し開いた薄い唇。
細められただけで陰りを帯びぐっと妖艶さを増す瞳が、唇を濡らす舌が、僕の心を揺さぶる。
ゴクリと唾を飲み、頷くと「よかった！」と口を四角にして笑うから途端に先程までの雰囲気は何処かに行ってしまう。
…これ、素でやっているんだよね。
TH「ん？」
こちらを不思議そうに見つめるヒョンに頭を抱える。
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てるゆんパァ - 続きがちょー気になります！！早く読みたいです！更新待ってます。頑張ってください！ (2022年10月25日 23時) (
レス) @page13 id: 3ffcc32397 (このIDを非表示/違反報告)
ピョル☆(プロフ) - 鴎花さん» 嬉しいコメントありがとうございます😌💓遅筆ですが応援していただけると嬉しいです！ (2022年9月21日 6時) (レス) id: 01b19ab289 (このIDを非表示/違反報告)
鴎花 - 一気に読ませていただきました。ストーリーも面白いし、とても素敵な作品だと思います。更新頑張れ (2022年9月19日 7時) (レス) id: 4071de27e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピョル☆ | 作成日時：2022年8月11日 4時
