東京B少年の紅一点［オモテウラ］ (ページ29)

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３０.　・ページ29

『それって、、、

　それって車の、、？

　私も乗ってたよね、、？』

叔父「覚えていたのか、、

　そうだ、Aも乗っていたよ

　その車に」

『やっぱり、、、』

叔母「ごめんね、悲しい話しちゃって」

『違う、私の方から言ったから、、

　大丈夫だよ！

　あ

　これから、レッスンだった(笑)

　ごめん、そろそろ出るね！

　またね！』

叔母「もう、、Aったら(笑)

　ホントは泣きたいんだろうね」

叔父「そうだろうな」

やっべ、、つい長くなっちゃった(笑)

あ、レッスンはホントだよ？(笑)

やっと、ホントのことを知れた。。

でも、両親の顔までは覚えていないので

とても悲しい、、とはならなかった

『はぁ、、』

自然とため息がつく、、

『みんな、やっほ～(笑)』

「やほ～」

みんな、いつもと変わらずに返事が返ってくる

でも、この二人は違った

那「どうかした？」

飛「不安そうな顔してるけど。。」

『あ、バレましたか(笑)』

那「もしかして、、、」

飛「Aの両親のこと、、、？」

『そこまでバレます？(笑)』

直「ん～？どうかしたの～？」

『はぁ

　この際だから言っちゃうよ？』

那飛「・・・うん」

『私

　両親いない』

那飛A以外「へ？／は？」

『だから両親がいないの』

瑞「それ、、ホントか？」

『こんな嘘しないよ(笑)』

橋「それってAだけ知ってたの？」

『私は今日知った

　叔母と叔父に聞いてきた』

那「俺と浮所は知ってた

　いつかAが気にし始めると思うからって

　 Aの叔父さんと叔母さんから」

龍「Aちゃん、、、」

一「なんでですか？

　なんでAちゃんには親がいないんですか？」

『交通事故、、、みたい』

飛「俺、その時のこと結構覚えてる

　確かA、一時的に意識失ってたらしいんだよね」

那「そう、Aの両親が亡くなる前にね」

『そっか

　あ、思い出した！』

那「思い出した？」

『私、、那須と飛貴との三家族で、、

　旅行に行こうと、、してたんだ、、』

飛「・・・そう」

『はぁ

　そういうことか

　心配掛けてたみたいだね

　ごめん』

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