隣の優男くん４.CN (ページ7)

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お誘いページ7

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海でみんなとは別れて、帰りの車の中。

JD｢今日楽しかったね。｣

くしゃっと笑うジョンデの横顔をチラッと見た。

｢楽しかったね。ユナと今度はピクニックに行こうっ話してたよ。｣

JD｢いいねピクニック！暖かくなるのが楽しみだなー！｣

本当に楽しみ。
楽しみなんだけど。

このまま春が来ずに冬が続けばいいのに、
なんて叶わないことを思ってしまう。

JD｢Aヌナ疲れた？何かあった？｣

赤信号で止まってジョンデがこっちを向いた。
またこうやって少しの変化も見逃さなくて、すぐに気付かれてしまう。

｢何も無いよ。｣

バレてるのに意地を張ってしまうのももう多分お見通しで。

JD｢話したくなったら話してくれればいいよ。｣

優しく笑って左手にジョンデの右手が絡んだ。
青信号になって車が発進しても手は繋がれたままで。

｢運転しにくかったら手放してもいいよ？｣

キュッと手に力がこもる。

JD｢やだ。少しでもAヌナに触れていたいもん。｣

……私も。

ずっとジョンデに触れていたいし、触れられていたい。
１秒だって長く一緒に居たい。
毎日一緒にいるけど、それでも足りないくらい。

私には遠距離は無理かもなぁ……

JD｢ねぇ、今度さ。俺の地元一緒に行かない？｣

｢えっ？！｣

JD｢この前母さんから電話が来てAヌナのこと話したんだ。そしたら是非こっちに遊びに連れてこいって言われたんだよね。ヌナが嫌じゃ無ければだけど……｣

｢行くっ！｣

食い気味に答えてしまって少しジョンデはびっくりしてたけど、すぐに笑顔になった。

JD｢うん。じゃあ近いうちに一緒に行こ。｣

｢…うん。｣

１度行ってみたかったジョンデの地元。
ジョンデの小さい頃ってお茶目で可愛いんだろうなぁ。
写真とか見たいなぁ。

あれ、でもお母さんに会うって事だよね？
どうしよう挨拶とかするよね？
手土産とかいるよね？

緊張する……！

JD｢百面相。｣

ジョンデがくすくす笑っている。

JD｢大丈夫だよ。Aヌナのお母さんみたいに楽しい人じゃないけど優しいから。｣

｢うん。｣

JD｢お腹すいた！このままミンソギヒョンの店行こー！｣

とりあえずジョンデのお母さんに会うまでに少し痩せなきゃ！
美容院行って、服も見に行って……

JD｢Aヌナは俺の自慢の彼女だからそのままでいいからね。｣

ジョンデ、あなたはエスパーですか。

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