こんな俺らでも。2

ぐずぐず。4 ページ38

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紫side

結局あのまま朝まで寝ためめ。

ぐっすり眠れたらしいけど、

お熱が下がらず今日もお休み。

黒｢ふっかさっ、おれ、げんきだから〜泣｣

黒｢きょぉ、いぐの〜泣｣

なんでこんなにめめがぐずぐずしてるかって言うと、

今日の撮影、ザリガニ釣りなんだよね。

ずっとやりたいって言ってたやつだから

今日楽しみにしてたんだけど、

目は熱特有のうるうる。

おぼつかない足取りでよたよた。

行かせられる訳もなく…

紫｢元気になったら行こ？ね？｣

黒｢んー！！泣

きょぉがいいの！！ｺﾞﾎｯ｣

紫｢ほら、お咳コンコンしてるから。｣

黒｢やーだー！！泣｣

機嫌が悪くて、熱も下がらず少し幼児戻り気味。

落ち着かせるためにめめをぎゅっと抱きしめた…



んだけど、、



思いっきり突き飛ばされちゃって。

どこからそんな力が出るのか…

義足を履いていなかった俺は踏ん張れずに倒れ込んでしまった。

紫｢いっ、、｣

黒｢はあっ、、｣

やってしまったと自覚したらしく

ふっと涙が引いためめ。




黒｢ふっ、かさ、、ﾋｸｯ…｣

未だひくついているめめは

よろよろと近づいてきて俺の顔をのぞきこんだ。

紫｢ん、めめっ、、｣

黒｢ごめっ、、、ごめんねっ｣

紫｢だーいじょーぶ、、｣

黒｢ごめっごめんなさいっ、、｣

紫｢怪我してないから大丈夫。

めめ、おてて貸して？｣

黒｢ん、、｣

めめはぱっと立って、俺を立たせてくれた。

紫｢めめ〜まだ眠いからさ、一緒にお布団行かない？｣

黒｢うん、｣


朝ごはんはパス。

とりあえずお布団に入って落ち着かせよう。

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