【そらる】彼 氏 に 惚 れ ら れ ま し た｡

惚 れ た 8 ページ10

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『ねえ、彼方』

「…なに」


まあ、夜が明けたらこんなもんですよね。

いつもの彼方に戻って、仕事ばっかりやってる。



もう少し、構ってほしいっていうか…

なんて言えないけどね！



『遊びに行ってくるね』

「…どぞ。」


仕事も休みで、暇だから遊びに行こうかなと思い、彼方に伝えると。

さすが。


どうでもよさそうに…




昨日のあれはなんなんだよ！




いってきまーす！と大きめの声で言うと、待て！と彼方が声をあげた。



『なに？』

「だれと遊ぶ？」

『…会社の同僚』

「女？」

『まあ、女だよ？』

「何時に帰ってくる？」

『うーん…わかんない』

「じゃあ終わったらメールかなんかして」

『…わかった』


いってらっしゃい、と背を向ける彼方。

なるほど…


めんどくさいな！




細かい彼方に苛立ちながら、扉を思いっきり閉めた。






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久しぶりの更新です。

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