好きの2文字 【中務裕太】

回想* ページ2

5月
✴


〜文化祭〜




みほ「A！早く回りに行こ！」


『行こ行こ！』



高校生活2回目の文化祭。


みほに連れられていろんなところを回っていた




『どこ行く？次』


みほ「んー…。暇になったよねこれ笑」


『体育館行ってみる？なんかやってるでしょ』


みほ「そだね！」



私たちは体育館に腕を組んで向かった





✴




入るとそこには、女子。女子。女子。の中に少し男子。





みほ「あ、あの7人じゃん！」


ステージを見ると居たのはキレッキレのダンスで踊る7人。



私はある人に目が止まった




『あの人…。』


みほ「え？？」


音楽がガンガンに流れているから聞こえなかったのかみほは耳を近づけてきた。



『あの赤髪の人…』


みほ「あぁ、中務先輩だよ」

「え、知らなかったの！？」


めちゃくちゃに驚いた顔をするみほ。



『…うん。笑』


みほ「で？あの先輩がどうした？」


『…めちゃめちゃかっこいい…』





他の人も、もちろんかっこいいんだけど…


すらっとした長い足で赤い髪の毛。


ものすごい綺麗に踊る。




なぜかすごく目が離せなかった。









その日から私はその先輩を自然と目で追いかけるようになった









好きだと気づくまでにそれほど時間はかからなかった。

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