9人のお金持ち達と1人のヤンキーちゃん (ページ2)

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#you

ﾐｰﾝﾐｰﾝﾐﾝﾐﾝﾐｰﾝ←セミの鳴き声です｡

『…っ、あっっつ！！！！』

9月の後半だと言うのにこの暑さ！！！

そして大っ嫌いなセミの鳴き声！！！！

時計を見ると《 8時》

『え？8時？！？！！！！』

『やべぇ遅刻じゃん』←

今日から新しい学校に通うというのに

……初日から遅刻をぶちかます私｡

白を基調とした制服に身を包み

髪の毛はふんわりとしたポニーテール

『なんかお嬢様みてぇだな』

『朝ごはんはー…いっか！』

ドタバタと学校の準備をして

10分で家を出る←女子力のなさ｡

『…いってきまーす』

誰もいない家の鍵をかけていざ学校へ

…

…

…

ここが新しく通う学校…？？

『いやでけぇ』←

私立平成高校と書かれたでかい看板

とにかく見た目からしてでかい校舎

なんなのこのラスボス感が半端ない感じ

私とは全く無縁のお金持ち高校｡

「おーい｡君転校生？？」

ぼーっと突っ立てると正面から聞こえた声

『そーっす』

「あらやだ｡お口が」←

『で？アンタだれ？』

「君の担任の隆弘といいます」

ちょっと､いやだいぶ唇が特徴的な担任の先生

でも顔は普通にイケメン､爽やか系男子的な？

隆「あ！あいつらに転校生紹介しなきゃ」

『あいつらって？？』

隆「まぁまぁついてきてー」

イケメンタラコの後ろについてく事10分

『え？』

隆「ん？どした？」

『なに？この学校エスカレーターあんの？』

隆「そりゃね！！なんでもあるよ！！」

『すげ｡』

隆「まぁなまぁなー｡ついたぞー」

目の前には生徒会室と書かれたカラフルな扉

隆「おーい。みんなおはよー」

ノックもせずにズカズカと入るイケメンタラコ

隆「はいこの子転校生ね！」

ドンッと背中を押され

イケメンタラコの少しまえにでる

目の前にいたのはキラキラーって効果音がつきそうなくらいの9人のイケメン達

隆「こいつら､この学校の生徒会」

隆「んでもって､この学校の王子様達」

…？？王子様？？

隆「おれは仕事あるから後よろしく！」

キラッとか言いながらウィンクをして

どこかに消え去ったイケメンタラコ

取り残された9人の王子ってやつと私

…

…

…気まずい｡