逃がさないよ（GENE）3

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それからというもの、私へのいじめが始まった。







結局、あれから登坂先輩とは一度も話してもいなければ、連絡もとっていない。








咲と優香からは毎日いじめを受け、水をかけられることが多かった。








机や教科書にも落書きだらけ、小学生のときのように戻ったみたい。








家に帰ればいつも泣いてた。









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朝







朝、廊下がすごく騒がしかった。







どうやら、掲示板の前にみんなが群がってるらしい。








人の隙間から、覗いてみると、









”A A くそ男たらし”







そう大きく書いていて、周りには五枚ほどの写真が貼ってあり、









その写真には、私が色んな男の人と手をつないでいたりだとか、キスしてる写真など、全員違う男の人との合成写真が貼られていた。









『何これ…こんなの、、、酷い。』









酷すぎるよ…。なんで、、、私ばっかりこんな思い…。









気づくと涙が溢れでて止まらなかった。









色んな人からの視線が痛い。







「えーあの子？」「やばくない？」


「あーゆう子だったんだ、以外だわ」




「あの子、確か登坂先輩とも仲良かったよね」




「媚び売ってんでしょ笑」







そんな声が色々な所から聞こえてくる。









すると、前のほうに見覚えのあるシルエットがみえた。









あ、登坂先輩だ…。先輩なら私がやってないってこと信じてくれるよね。








そう思っていると、登坂先輩と目があった。









すると、こっちに近づいてきて彼はこう言った。









臣「あの写真どーゆうこと？」








『え、あれは…合成だし、私あんなことしてない！』









臣「でも、アレはっきり映ってんじゃん」









『だから、アレはっ！』







臣「もういいよ…お前、そーゆう奴だったんだな。」








そう、冷たい目で突き放された。









『なんで…信じてくれないんですか？』








そう言っても先輩は振り返ることはなかった。







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少し、過去が長くなりました。




ちょっと重たいんですけどすみません。







これから、現在に戻ります。

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