逃がさないよ（GENE）3

102 ページ22

___




あれから、数ヶ月が経って、








登坂先輩は、Aちゃんから、Aって呼ぶくらい仲良くなって、








連絡先までも交換する仲にまでなった。









もちろん、二人には言ってなくて、いつか言わなきゃなーって思ってて、話すタイミングがいつもみつからなかった。








ある日、登坂先輩と廊下で会ったときに







臣「あ、A。今度どっか遊びに行く？」








そう言われたときはビックリした。









すごく嬉しかった。そのときはもう時間がなくて、登坂先輩はまた連絡するわーって言って別れた。









その日の放課後、みんな部活がなく教室で少し話をしてると、さっき牛乳飲み過ぎたせいかお腹痛くなってきた。







『ごめん。ちょっとトイレー』







2人にそう告げ、教室を出た。









その間に、あんなことが起きてるなんて考えもしていなかった。









_________


NOsaid





Aがお腹を壊してかトイレへ行った。






二人でまた話していると、








チロリンっ









LINEか何かの着信音が聞こえて、それに目をやるとAの携帯からで、









本当はこうゆうの良くないけど、画面には”登坂先輩”という文字が表示されていて、







それを二人は見てしまった。メッセージには、((二人で遊園地行かね？))









と、しっかりと送られていた。









どーゆうこと？



咲「え？登坂先輩って…もしかして、、優香？」








優「どーゆうこと…ねぇ、咲。なんでAが登坂先輩の連絡先。」






咲「私もわかんない…とりあえず、帰ろう。」









優「なんで…。嘘でしょ？」








そして、二人はAを置いて帰った。

103→←101

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す