四十一話 ページ42
その日の夜、心配だった私はローの椅子をお借りして眠った。
そして、次の日…
｢ん……｣
｢起きたか、おはよう、ロー。｣
そう言うと暫く寝惚け眼で私を見ていたが、すぐに今の現状に気付き、そして昨日のことも思い出したらしい。
｢……あー、昨日は早かったな…｣
｢…昨日のは完全にヤケ酒だな。｣
そう言うと途端に黙るロー。
｢ほら、作ったから食え。ほかのクルー達はもう島に降りたぞ。｣
｢…そうか、じゃあ遠慮なく。｣
そう言って食べ始めるロー。
美味いと言いながら食べてくれる姿に、少しアイツを重ねてしまう。
…ダメだな、ローといるとついロシーの姿が…
｢…A、美味かった。｣
｢はいよ。｣
そう言って片付けていると、腰あたりに抱きつくロー。
｢何だどうした。｣
そう聞くと、ローが言った。
｢…いつまでここにいられる。｣
いつまで、かぁ…
｢…一週間、って所だな。｣
｢…そうか…｣
そう言って力を強めるロー。
｢…A、今日暇か？｣
｢あぁ、暇だが？｣
そう言うと顔を輝かせてローが言った。
｢俺が選んだ服着てデートしねぇか？｣
｢……は？｣
急に言われて、よくわからないまま着せられて島に降りた私、まだ行くと言ってないんだが…
｢…それにしても意外だな。｣
｢は？何がだ？｣
｢だってお前、女の子らしい服とか好みそうだったから。｣
今私が着ているのはちょっとフェミニンなワンピース、ローの事だからいかにも女の子っていうレースとフリルがある服を着せるかと思ったのに…
｢…まぁ、好むのはそっちだな。お前はなんでも似合うけど、そっちは向かねぇ。｣
…ちょっとショック…
｢お前の顔は可愛いっていうより綺麗って言った方がしっくりくるからな。だからシンプルなデザインの方が俺的には似合うと思うぞ。｣
｢……そうか。｣
そう言って彼の腕に自分の手を絡ませる。
｢っ！？｣
突然の事で赤面するローに、私はしてやったりというような笑顔でいう。
｢デートなんだろ、今日一日船長である事は忘れてやるから、せいぜい私を楽しませてくれよ。｣
そう言うと、ちょっと驚かれて途端に笑顔になった。
｢もちろん、楽しませてやるよ。…だけどその男口調は今日一日封印な。｣
｢うえっ！？｣
ブーブーいいながらも女の子らしくして、今日一日楽しもうと思ったのだった。
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ゆんゆん(プロフ) - ヒステさん» コメントありがとうございます、シャンクスかサボですね？考えておきます、ただ、必ずしもそうなる訳では無いので…、他の方の意見も知りたいので、ある程度コメントが集まって、その時一番多いキャラクターにしようと思っています、リクエストありがとうございました！ (2018年7月11日 7時) (
レス) id: e1292036e9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒステ - シャンクスオチかサボ落ちにしにてくれると嬉しいです〜〜！推しが、、、、小説が少なすぎて、、、足らんっ！ (2018年7月10日 18時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんゆん | 作成日時：2017年7月18日 23時
