十四話 ページ15
そして、次の島で私達はあの子と運命的な出会いをした。
倒れていたあの子を助けた時、そこから始まっていた。
｢兄貴ー！｣
｢船長ー！｣
｢おうおうどうしたオメェら。｣
｢カイト、アンナ、何があった？｣
いつも通りドタドタ走ってくる２人、だから私達はろくなものじゃないだろうと思いながらも聞いていた。
｢｢女の子が倒れてる！！｣｣
｢｢……は？｣｣
今回は、どうやらやばい事らしい。
見に行くとそこには全身傷だらけの女の子。
そして、その正体はあの麦わら海賊団に入るはずのニコ･ロビン。
｢……｣
姫抱きをしてみると、通常の子供より明らかに軽い。
こんなに小さな女の子が、過酷な思いをしている。
私は政府に苛立ちが募った。
｢エレナ、急病人だ。見てあげてくれ。｣
｢あ、はい、って酷い傷！？誰…、こんなことしたの…｣
そんな事を言いながら手当していくエレナ、彼女も当初はあんなに怯えていたのに、今ではすっかり打ち解けたようだ。
｢船長、一応手当はしたけれど、この子どうしますか？｣
｢…とりあえず、船へ置いておこう。｣
そう言って、私は自室へ戻り久しぶりの楽器を吹く。
今回吹くのはアルトサックス、ジャズとかかっこいい曲には最適だ。
しばらく吹いていると、ドタバタ音が聞こえた。
｢…なんだ…？｣
『あっ！！そっちは船長室っ！！』
シャルルの声が聞こえたと同時に入ってきたのは例の女の子。
彼女は私がいるとは知らなかったのか、驚いて震えている。
｢……起きたか。｣
話しかけた瞬間ビクッとして、隅っこで体育座り。
｢…お前、名前は？｣
｢……｣
｢どこから来た？｣
｢……｣
どんな問いかけにも答えない…
私は最後にとある質問をする。
｢…なぁ、お前。｣
｢……？｣
｢…考古学、好きか？｣
｢！！｣
ロビンは驚いた顔をして私を見る。
｢悪魔の子、ニコ・ロビン。これってお前の事だろう？｣
｢…っ…、うん…｣
｢…バスターコール、お前とんでもない目にあったみたいだな。｣
｢…うん…｣
あ、やべ、ロビンが泣き始めた。
｢…おいで。｣
そう言うと、少しずつだけどそばに寄ってくれる。
そんな彼女を私は抱きしめる。
｢…辛かったな、ロビン。この船にいる間は安全だ。｣
｢…！ゔん…、ゔん…！！｣
ロビンはしばらく泣いていたが、その後可愛い笑顔を見せてくれた。
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ゆんゆん(プロフ) - ヒステさん» コメントありがとうございます、シャンクスかサボですね？考えておきます、ただ、必ずしもそうなる訳では無いので…、他の方の意見も知りたいので、ある程度コメントが集まって、その時一番多いキャラクターにしようと思っています、リクエストありがとうございました！ (2018年7月11日 7時) (
レス) id: e1292036e9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒステ - シャンクスオチかサボ落ちにしにてくれると嬉しいです〜〜！推しが、、、、小説が少なすぎて、、、足らんっ！ (2018年7月10日 18時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんゆん | 作成日時：2017年7月18日 23時
