十二話 ページ13
｢…エレナ、何となく聞いちゃ悪いかと思って聞かなかったが…、お前、人魚だろ？｣
｢えっ、あ、はい。｣
｢…足、あるな。｣
そう、ずっと気になってた、人魚なのに足がある。
｢…あ、それは私の父が人間なので…｣
へぇ、人魚と人間の子供か…
｢…お前、家へ帰りたくないのか？｣
｢…私の父も母も死にました。私を待つ家族はもういません。｣
｢！！…悪い。｣
｢いえ、私、嬉しいんです。海賊になるって事は、仲間になるってことですよね？兄さんと二人っきりでもあまり寂しいとは思わなかったけど、大切な人がいっぱい増えたから嬉しいです！｣
｢…そうか…｣
見た目的にまだ１５か１６、そんな子がそんな思いを…
…なんて、元々の私の歳と大して変わらないのに、経験ってものは怖いねぇ…
｢…お前ら、俺に忠誠を誓ってくれるか？｣
｢｢はい、船長。｣｣
｢…船長はいいって…、まぁいいか…｣
取り敢えず、このふたりの寝床は部屋が余っているから問題は無い。
後は、この２人の得意なものを聞いてみるか…
｢…フロワ、エレナ、お前ら得意なものとかあったりするか？｣
そう聞くと、二人は答えてくれた。
｢…俺はずっと船の修理とか、壁の建築とかやらされてたので、大工とかなら出来ます。｣
｢私は…、主に怪我人の治療を…、仲良くなった人に医者がいて、医療を教わってたので…｣
幼い頃から酷い仕打ちを受けていたんだろうな…
｢…そうか、丁度この船に大工はいない。お願い出来るか？｣
｢はい！｣
私がそう言った時、彼の目は輝いていた。
あぁ、似たもの兄弟なんだな…
｢…で、エレナ。お前は船医だな。｣
｢は、はい。｣
お、少し緊張しているようだな。
｢部屋に案内しよう。荷物の事はそれからだ。｣
そう言って部屋に案内して、それから医務室と作業室に案内した。
｢……船長、お願いがあります。｣
そんな中、フロワが言った。
｢この船、もう限界に近いです。変えた方がいいと思います。…なので次の船、俺に作らせてもらえませんか？｣
そんなの、万々歳だ。
｢……いいだろう、私達の船はお前が好きに作れ。使いやすいようにな。期間はどれだけあれば足りるんだ？｣
そう聞くと彼は１ヶ月で作ってみせるという。
｢…わかった。｣
１ヶ月後、船の完成か…
私は少し笑みを浮かべながら１ヶ月の期間を過ごした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ゆんゆん(プロフ) - ヒステさん» コメントありがとうございます、シャンクスかサボですね？考えておきます、ただ、必ずしもそうなる訳では無いので…、他の方の意見も知りたいので、ある程度コメントが集まって、その時一番多いキャラクターにしようと思っています、リクエストありがとうございました！ (2018年7月11日 7時) (
レス) id: e1292036e9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒステ - シャンクスオチかサボ落ちにしにてくれると嬉しいです〜〜！推しが、、、、小説が少なすぎて、、、足らんっ！ (2018年7月10日 18時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんゆん | 作成日時：2017年7月18日 23時
