十一話 ページ12
｢……んぅ…、はっ！！｣
｢お、起きたか。｣
気絶した兄の方の意識が戻った所で、私は彼に話しかけた。
｢…ようこそ、リバティー海賊団へ。｣
｢…えっと、先程の無礼をお許し下さい。これからは妹共々貴方に尽くしていく所存で御座います。｣
お、おぉ？急に語っ苦しい言葉になった。
｢…お前、名前は？｣
｢…ありません。親から名ずけられた名はとうの昔に捨ててしまいましたので。｣
そうか、こいつ親を憎んでいるのか。
｢…名は？｣
彼は相当渋っていたが、特別だと教えてくれた。
｢……カティ･フロワ。｣
それって……
も、もしそれが本当だとしたら…
｢…お前、今いくつだ？｣
確か、フランキーの本名はカティ･フラム。
そんで逆計算するとあいつは今１３歳…
｢…１８、ですけど…｣
フランキーの兄貴っ！？
｢…お前、弟いないか？｣
｢…え、いませんけど…？｣
弟の存在を知らない…？
｢…最も、俺が親元から離れたのは４歳の頃なので、もしかしたらできているかも知れませんが。｣
なるほど…
頭にハテナマークを浮かべながら聞かれたことを素直に言っていくフロワ。
｢…ふむ、実の名が嫌いなら妹の姓を名乗ればいい。フロワ･Ｆ･ヴィルヘルムとな。｣
｢…そのつもりです。｣
そう言って、彼は優しそうに笑っていた。
そんな中、誰かが泣いた。
｢エレナっ！！｣
途端にすっ飛んでいくフロワ。
心配性だねぇ…
私も急ぎ足で向かうと、どうやらまだ烙印が痛むらしい、そのせいでトラウマが蘇っているようだ。
｢…やだっ！やだぁ！！お兄ちゃん！お兄ちゃん！！｣
｢俺はここにいるぞ！！安心しろエレナ！｣
た、大変…、パニックを起こしてる…
仕方ない、ちょっとあれだけど…
｢代われフロワ。｣
そう言って私はエレナに抱きつく。
そして、大丈夫、大丈夫と耳元で静かに、そしてゆっくりと声をかける。
そして背中をさすってあげると、だんだんと落ち着いてきた。
｢……おに、ちゃん？｣
｢エレナ！もう大丈夫か？｣
よし、何とかパニックは収まったな。
｢…ありがとうございます、船長。｣
｢船長なんてよせ、Aでいいさ。｣
そう言って少し二人の時間をやるかと離れようとすると、エレナが私の服をつまむ。
｢…行かないで…、お姉ちゃん…｣
か、か、可愛いっ！！
仕方なく、私もそばに居た。
その間、エレナのことについて聞くことにした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ゆんゆん(プロフ) - ヒステさん» コメントありがとうございます、シャンクスかサボですね？考えておきます、ただ、必ずしもそうなる訳では無いので…、他の方の意見も知りたいので、ある程度コメントが集まって、その時一番多いキャラクターにしようと思っています、リクエストありがとうございました！ (2018年7月11日 7時) (
レス) id: e1292036e9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒステ - シャンクスオチかサボ落ちにしにてくれると嬉しいです〜〜！推しが、、、、小説が少なすぎて、、、足らんっ！ (2018年7月10日 18時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんゆん | 作成日時：2017年7月18日 23時
