クロロの姉は驚くほどにかっこいい。 (ページ8)

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六話ページ8

第三次試験の場所はトリックタワー、試験内容は７２時間以内に生きてここを脱出すること。

私はヒスイやAと話していた。

どうやって降りるんだろうと聞かれてそうだなぁと考えていた矢先だった。

ガコッ。

「うわあああ！？」

「「レイラ！？」」

そう、隠し扉に落ちたのだ。

「いってて…、ん？あ！ヒソカじゃん！！」

「おや、レイラか。随分叫んでいたけど何かあったのかい？」

「あー、隠し扉ってわからないうちにおちたからね。」

そう言うとキミらしいと笑われた。

その後、扉が開いて先に進む。

進んでいる、んだけど…

「…ねぇ、ヒソカ。」

「ん？」

「…なんか、長くね？」

「うん、かなり進んだよねぇ…」

そう言いながらテクテクと進んでいくとやっと扉が見えた。

「やっとかぁ…」

そう言いながら扉を開ける。

その瞬間、緑色の炎のロウソクが順番についていった。

「…レイラ、先に階段を登っていてくれないかい？すぐ追いつくから。」

「えっ、…わかった。」

そう言って私は階段を上る。

うわぁ、これまた長い階段だ。

…ふと、下を見てみると、ヒソカが戦っていた。

あの男、四刀流か。

まぁ、ヒソカが勝つから気にせず登っていくと、本当にすぐ追いついてきた。

「ってあんたその傷は！？」

「ん？あぁ、なかなか避けきれなくて、難しかったし止めちゃった。」

「あ、そう…」

止めちゃったって、普通は無理でしょ…

「さ、登ろうか。」

「うん。」

これ、登りきった先には何があるのか…

『第１号、４４番、ヒソカ。第２号、１番、レイラ。』

何も無かった。

「終わっちゃったね。」

「だね、あー、ひまぁ！」

「旅団に電話でもかければ？今なら誰もいないし、早くかけないとアジトまた半壊するかも。」

「うっ…、それは嫌だ…、まぁ、ヘルキャットちゃんの報告もしなきゃいけないし。」

そう言ってクロロに電話かける。