JのPrincess。 (ページ10)

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いつの間にか入院生活もあとちょっとで終わり。

今日も暇で、ずっとようつべやら青い鳥やらいんすたとかを見ていた。

「え、廉？号泣ってなに？」

誰もいない病室で独り、大きめな声で独り言を話した。

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相談したとき、廉、号泣したの？
A、そのこと知らなそう…

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その通り、私はなにも知らなかった。

廉は、「Aに変な心配させたくないから、俺はAに仕事の相談はせんよ」なんて言うけど、

私はちゃんと相談してもらいたかった。

泣くくらい不安なことがあるなら、私だって廉の嫁だし、聞いてあげたい。

廉「Aおはよ～。今日はな、大吾も連れてきたで～？って、なんで泣いてるん？！」

「廉ほんとにごめんね、、私が相談に乗れなくて。」

大吾「あ、Aもしかして青い鳥…？」

「廉が泣いて帰ってきたって、知らなかったよ、？私、廉が悩んでるのとか全然気づかなくって…っ、」

廉の目を見る度に涙がどんどん溢れてくる。

いつも助けてもらってるのに、私は廉のSOSに気づいてやれなかった。

廉「Aが心配してくれてる気持ちは十分分かった。けど俺は、Aには相談できひんから。 Aはキンプリが好きや。でも俺がAに相談したら、Aの好きなキンプリは無くなる。だから、キンプリを壊したくないからどうしてもダメやねん。」

大吾「俺も廉にAに相談した方がええんちゃうのとは言ったんやけど廉、Aに相談しようとはしなかったんだよ、。」

私の好きなキンプリ…

6人全員が私の戻る場所を作ってくれたのはみんなの優しさが溢れてる気がした。

不仲説が本当だったとしたら、私の前では仲良くいてくれたってこと？

でも私の好きなキンプリは、みんなが笑顔でいて、誰もグループを抜けないキンプリ。

心からじゃなくてもいいから、ずっと笑顔でいたい。

大吾「大丈夫やで、俺はAが好きなキンプリが俺も大好きやから。」

廉「また不安なことがあっても絶対ちょっと話聞く程度にしといてな、なんとかさせるから、」

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