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石田明 8話 ページ9
〜石田side〜
A『あっ、ごめんなさいっ。』
Aは慌てた顔をして急いで涙を拭いた。そして、俺にニコッと笑いかけた。
石田「だからお前、毎朝…。」
A『あ、ご、ごめんなさい。次からはちゃんと起きますんで。あ、あの、私って何時退院出来るでしょうか？』
石田「あぁ、お前は明日の午後には退院や。でも、医師がどう決めるかは知らん。」
A『それって…』
石田「退院した後、すぐ学校に来れるかはわからへん。」
A『そう、ですか…。あ、そろそろ帰った方が…。』
石田「ん？あぁ、そやな。んじゃ、行くわ。また明日、来るからな。」
そう言って、俺は病室から出た。
石田「あいつ、一人暮らしやったんや…。」
Aの事をまた一つ知って、少し嬉しくなった。
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作者名：星空由音 | 作成日時：2017年3月30日 0時
