２度目の初恋第２章 (ページ35)

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２回目のこの場所でページ35

チャンミンのマンションに来るのは、２回目

あの旅行の時に、ここ集合だったから

だけど部屋に入るのは初めてで

玄関で携帯を渡して、一言謝って、帰るつもりだった

C「ちょっとそこ、座ってて」

「はい…」

チャンミンはキッチンの方へ行き

グラスに氷をカランと入れる音がする

「すぐ帰るから…」

C「炭酸水しかないけど、ごめん」

そう言ってコーヒーテーブルにグラスが２つ並ぶ

チャンミンは座るでもなく

私の斜め前に立ったまま

C「わざわざ届けてくれてありがとう」

「ううん、私こそいきなり来てごめん。でも困るかなと思って…それから、本当にごめん」

C「別にいいよ。Aが悪いわけじゃないし」

「でも」

C「多分、合わないだけだよ、俺と三浦さんが」

チャンミンが私の隣に座った

グラスの水を一口飲み

C「だけど…なんか俺の知らないこと、ある？」

「え？」

C「俺に隠してること…」

「…えっと」

いつかはわかることかもしれないから

隠してるわけじゃないんだ

だけどね、今はまだそのタイミングじゃないって

何も確かじゃない私とチャンミンの間で

何を言えばいいの？