今、君を想う 2 【名探偵コナン】 (ページ8)

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気付かなければならなかったページ8

「潜入は上手く行ったさ」

「そして、ブランディ、バーボン、スコッチ___これが僕たちに与えられたコードネームだった」

「ブランディってブランデーのことだよな？あと、バーボン、スコッチって………」

よくよく考えてみりゃ、全部酒の名前じゃねぇかという萩にああ、と頷くゼロ

「男性は蒸留酒、女性はワインやカクテルからそれぞれコードネームを付けられんだ」

ゼロはそう言い終わった瞬間、カウンターにダンっと拳を落とした

「この時点で気付かなければならなかったんだ……、

Aにそのコードネームを付けた意味を…っ」

ブランデーは蒸留酒

蒸留酒は男性のコードネーム

…なるほどな

組織は最初から分かってたのか

Aがノックだってことを、よ

「Aを見たのは、潜入捜査が始まってから2年後の10月31日。真っ暗な膝丈のドレスを着て、組織の1人と任務に出かけるところが最初で最後だ」

「……最初で最後？」

「俺とゼロは任務が主だったんだけど、Aは研究分野の方にいっててね…たまに任務に駆り出されることはあったらしいけど、ほとんど研究室に入り浸りだったんだ」