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3人の決意 ページ7
「は……、」
どれだけ危険なことなのか本当に分かっているのか……？
「私にはどうしてもしなくちゃいけないことがある
………理由は言わなくても分かっているでしょう？」
「警察官になったのも公安部に所属したのも、今日この任務を任されるため」
少し間を置いた後、Aはこちら側に振り返り、腕を掴んでる俺の手を両手で包んだ
「もちろん、私も人間だから怖くないって言ったら嘘になる。怖いものはやっぱり怖い」
だけど今日、組織の潜入を任されるメンバーみて少し勇気が湧いたと微笑んだ
「ねぇヒロ、ヒロもこっちにきて」
「あっ…、う、うん」
駆け寄ってきたヒロにも手を伸ばし、Aは僕らの顔を見た
「………絶対生きて帰ろう」
潜入期間は10年
5ヶ月置きに1人ずつ派遣されていく
「………Aはたまにそそっかしいから正直心配だ」
初めに組織への扉を叩くのは、
「そんなことないよ」
「……うん、ゼロの言う通り」
この中じゃ、一応ほんの少し歳上なんだけどと苦笑するA
「ヒロまで」
「……分かった、肝に銘じとく」
「ああ……」
「…………でも、万が一私の身に何かあった時は
悪いけど仇、お願いね_______」
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作者名：pino | 作成日時：2023年6月11日 20時
