今、君を想う 2 【名探偵コナン】 (ページ20)

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ヒロのナイショ話ページ20

「ありがとうございましたー！」

最後の客を見送りテーブルを拭いていく

「緑川さんお先です」

「梓さん、お疲れ様でした」

安室さんにも伝えておいてください！と店を出る梓さんに手を振る

「………にしても、ゼロのやつ遅いなぁ」

電話してくると言ったっきり帰ってこない

「ほぼ終わらせちゃったよ、まったく…」

レジの鍵を閉め、店を見渡しながら着けていたエプロンを折りたたむ

目に留まったのはカウンター席

見つめる先には

「……………………」

この前ここで話した仲間と、笑うA

なんて、ありもしない幻

「………早く帰ってきてよ、A」

……なぁ知ってるか？

みんな、Aが会わないうちに色々変わったんだぜ

班長は刑事部の警部に昇格したし

松田は爆処から刑事部へ、班長と同じところだよ

萩原は相変わらず爆処だけど、今度階級が上がるかもって言ってた

ゼロは警視庁から警察庁へ

試験に受かったんだ、とてつもなく難しい試験にね

そしてオレは___________、

「ヒロっ！Aがっ、！」

「！……今行く」

言おうと思ったけど、やっぱり直接会うまで教えてやんない