私を振って下さい。 (ページ4)

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普通の人の休日を過ごしたくてページ4

「私が運転するよ」

y「良いよ、俺の車で迎えに行くから待ってて」

申し訳ない様な、嬉しい様な

最近私達は休みが合った平日に
動物園とか
水族館とか
美術館とか

今まで出来なかった事を取り戻すかの様に
そんな所を巡るのがブームになっていた

y「流石に平日の朝イチだと空いてるな」

こんな平凡な場所でも
彼にとっては新鮮みたい

「チャンミンも来れば良かったのにね」

んー、と言って
YesでもNoでも無い答えをするユノ

「ねー、美術館とか興味なくてつまらなくない？」

コソコソ話のトーンで聞くと

y「何で？Aと一緒ならどこでも楽しいけど？」

…そう言う所だよ

恥ずかしくて目の前の絵に目を戻す

ご飯屋さんに行っても
私をいつも奥の席に通して
注文も絶対にしてくれる

だけど、
一緒にいる時はいつでも
ユノの携帯は鳴りっぱなし

「友達に愛されてるね」

y「友達は大切だからね」

「彼女ができたらどうするの？」

y「別に？彼女が1番にはなるけど、他も変わらないけど」