私を振って下さい。 (ページ23)

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たまには君とページ23

花火が見たいって言うユノを

「うちのバルコニーから見えるよ！花火」

って誘って
おつまみを沢山作ってお酒も用意して

椅子も外に用意して準備万端

最初に来たのはチャンミンで
インターフォンのカメラに映ったチャンミンは
シャンパンのボトルを2本も抱えていた

c「おー全部美味しそう」

ちゃんと手を洗ってからつまみ食いするチャンミン
さすがっす
ユノは手を洗うことさえ危ういからねw

c「ユノは？まだ来てない？」

「うん、まだなんだー」

あと少しで花火が上がる時間だけど
チャンミンとあーだこーだ話してるうちに

最初の花火が上がった
それは真っ赤で
大きくて丸くて

「綺麗だね」

c「うん、夏だーって感じ」

ふとスマホを見ると
ユノからの着信だった

「ユノ？どうしたの？来ないの？」

y「Aごめん！今日他で約束してた事があったの忘れてて」

「え？そうだったの？」

y「本当にごめん！花火見たかったけど、またいつか」

チャンミンは私の返答から
もうユノが来ない事を悟った

c「たまには二人でも良いですよね？これ全部俺が食べるし」

私は正直ユノも一緒に花火が見たかったけど

「たまにはチャンミンと語るのも良いか〜」

c「じゃぁ聞きますけど。Aさんってユノの事…」

えっっと振り向く私は
急にドキドキして

c「どう思ってるの？」