私を振って下さい。 (ページ19)

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半年先のための指切りページ19

食べ終わって食器を片付けてると
突然部屋の電気が消えた

「停電？？」
って焦る私の後ろから

y＆c「ハッピーバースデートゥーユー♪」

ロウソクを立てた
可愛いケーキをユノが持っていて
私はユノがそれを落とさないか
そっちの方が心配

だけど一瞬我に帰ると

あ…そうだった
私、誕生日だったわ

だから料理してくれるなんて言ったんだね、ユノ

忘れてたな…
と言うか、最後にお祝いしてもらったのは元カレだったから
嫌な記憶と一緒に消しちゃってた

c「はい、これ俺たちからのプレゼント」
「えー！プレゼントまで用意してくれたの？」

渡されたのは薄い封筒だったから

「何？？お金？」
y「お金じゃ無いよー！」
c「一生懸命選んだプレゼントなのに、お金だと思いますか！」

って半ギレのチャンミン

y「早く開けてみて」

中から出てきたのは
紙切れ１枚だった

そこには、

「x月x日XXに集合」

と書かれた、半年先の旅行の予定表

y「俺たち３人が友達になった記念日のお祝いの旅行だよ」
c「ちょうど、どっか行きたいねって話してたし」

ヤバイ
泣きそうなんですけど…

「すっごく嬉しい！ありがと」

c「毎年x月x日には３人でそこに行こうよ」
y「毎年何があっても、その場所に集合しよう」

私たち３人は指切りをした