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優しすぎる君に幸あれ ページ9

過去のお話はこれにて終了、そして時は現在に戻る










『ふぃ〜任務おーわりっと、さて帰るとしますか〜』





任務も無事終わって帳が上がる、外で待っていた彼が車までまた案内してくれた

そのまま車に乗って高専まで向かう






『ねぇ、私はあれだけどさ…君は新しい彼女とかちゃんと出来たの?』

「いやぁそれがなかなか出来なくて〜」

『ふーん…え、それって私の事引き摺ってるからとかじゃないよね…??』

「あははは〜」

『いやおい!!』








そこからまたお互い笑い出す

懐かしくはあるが、やっぱり恋人としては好きになれないな…なんでなんだろこれって…







「……Aちゃん、昔より笑うようになったね」

『え?そー?』

「うん、やっぱり夏油さんはすごいなぁ…」








……あまりにもこの人がいい人すぎるので、なんだかそろそろ化けの皮を剥がしてやりたくなってきた









『…そうやって昔から言うけどさ、本当に1回もなかったわけ?隣で私が傑ばっかに気いってるの
嫌だとか思わなかったの?』

「思ってたよ」

『へぇそ……え?!ほんとに思ってたの!?』

「そりゃあ嫌に決まってるじゃないか、もう今だから言えるけど…ずっと夏油さんが憎かったし
今も気持ちは変わらない」







おーっとこれは想定外の返答だ…果たしてどう返そう…

そう悩んでると彼は続けて話した







「でも、その気持ちを知ってAちゃんに嫌われるのはもっと嫌だったから。だから必死に隠してた
都合のいい人を演じて、好きな人になれなくても嫌いではない人になろうと必死だった」



『……ならなんであの時…』

「もちろんあの時も思わず出そうになったよ?僕にしてよって…でもきっとそれは正しくないって僕が思った
けど次また同じようなことがあったら、今度は言っちゃうかもね」

『意外と本当にバカないい人ではなかったんだね…』

「酷い言われ様だなぁ…あ、高専ついたよ」








彼が先に出て扉を開けてくれる、本当に私なんか好きにならなけりゃモテモテだっただろうにこの紳士…

車から降りて、もう最後かもしれないと思うと少し名残惜しくなった







「それじゃあ気をつけて…」

『っ待って!』







好きになれなくてごめんね……ううん、違う

この言葉は、きっと正しくない







『好きになってくれてありがとう!ーーくん!幸せになってね!』

「っ…うん…!」






君を本当に笑顔にしてくれる人が、現れますように。

口を聞いてくだせぇ旦那様→←私の二つ目の初めて



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ゆめの(プロフ) - ゆずなさん» 嬉しすぎるお言葉…!!ありがとうございます!! (2月15日 19時) (レス) id: bc2917c11b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - 神作の領域を遥かに超えている (1月24日 21時) (レス) @page9 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめの | 作成日時:2023年12月23日 18時

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