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焦りが故に ページ12

──────翌日












傑「ほんっとうにすまなかった…!」

『…………』







布団にくるまったままベッドに横たわってる私に、床で土下座をしている傑

昨日のことはバッチリ記憶はあるらしく、後々になって自分がいかに大変なことをしたのか気づいたらしい



私もそんなにヤワにはできていないが流石に大柄の男にあれやこれや手荒にされればあちこち痛むわけで…

その思いも込めて目の前で土下座している恋人をジト目で睨む







傑「嫉妬でつい制御が効かなくなって…感情のままに君に酷いことをしてしまった、本当に悪かったと
思ってる…」

『…ちょっと怖かった』

傑「すまない…詫びになるかは分からないが、今日一日はAの言うことはなんでも聞く…」

『なんでも…?』

傑「あぁ、なんでもだ、腹を切れと言うなら今すぐにでも…」






『じゃあ、今日はいつもよりもっと優しくして…いっぱい甘やかしてくれたら許す…』





傑「……そんなことでいいのかい?」

『ん…あとお腹空いたからお猿さんのオムライスとパンケーキ作って』

傑「っあぁ!お安い御用さ!」







こうして、私と傑は無事何とか仲直りできましたとさ!



















夏油傑side








Aの元カレの彼のことは、もちろん知っていた



私は今までのAの彼氏の名前、顔、年齢やその他諸々の個人情報は全て把握している






その中でも私が見てきた中で彼はAと一番関わりが深かったと思える


体の繋がりとかそういうのではなく、本当に…あの光景を見た時の焦りとどうしようもない嫉妬と悔しさは
今でも覚えてる






私に恐らくチョコを渡そうと来たAに運悪く埋めるだけの女といるところを見られて

その後焦って追いかけたら、教室の方から小さく話し声が聞こえたので覗き込んだ








そこには、Aを抱きしめて座り込んでいるアイツの姿があった。






すると向こうはこちらに気付き、目が合った

あの時の彼の表情は今でも忘れない……私への憎悪と、男としての優越感を一度に浴びせられたのだ








だから尚のこと焦った、次こそは本当に奪われるんじゃないかって…

だから何としても引き止めたかった、そう思うとつい歯止めが効かなくなってしまったが…




だが、長年の末ようやく手に入れた私の命よりも大切なA

そんじゃそこらの男なんかに取られるなんてあってはならない…







絶対に手放してやるものか。

終わり ログインすれば
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←嫉妬は人を変える※※※



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ゆめの(プロフ) - ゆずなさん» 嬉しすぎるお言葉…!!ありがとうございます!! (2月15日 19時) (レス) id: bc2917c11b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - 神作の領域を遥かに超えている (1月24日 21時) (レス) @page9 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめの | 作成日時:2023年12月23日 18時

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