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気持ちの整理って大事だよね ページ25

ホテルにチェックインをした後、パラソルの片付けに向かったのはいいが

海の潮風と夏の気温が絶妙に心地よく、ちょっと寝転ぶだけ…と思っていたらいつの間にか眠っていた





だが、目を覚ますと…私の足を隠していた布を上げ、太ももを掴み瞳を揺らがす五条がいた

しかし聞き間違えではなければこの男…






悟「えっろ…」






確かにそう言った、私は反射的に思いっきり顔面に蹴りを入れその場から逃げ出した






でも、私が嫌だったのは傍に五条がいたことでも、下世話な感想を述べられたことではない








見られた…隠していたものを、自分の嫌なところを他人に見られた…!!

ただそれがひたすら恥ずかしくて、何か悔しくて…走っていたら自然と涙が零れてきた






そのままホテルに戻ったものだから勿論夏油と硝子に気付かれ、何があったのかと聞かれて
隠せるはずもなく話したら、帰ってきた五条をこっぴどく叱っている夏油と罵っている硝子の声が聞こえた



その間は部屋のベッドに潜っていたから、五条がどんな顔をしていたのかは知らないけれど…










悟「……」


『……』


硝「……」


傑「……」







……いや気まず!!とりあえず晩御飯を食べに行こうということでバイキング会場まで来たはいいものの、

会話が驚くほどにない…まぁそれもそうか、何話したらいいかなんて分からなくなるよな普通…







『…あ、しょーこ!さっきあっちに美味しそうなご飯あったから一緒に行ってみない?』


硝「…うん、行く」







よかった…乗ってくれた…

そこから移動をしていると、硝子が足を止めた







硝「…五条とのこと、やっぱまだ怒ってる?」


『…、うーん…怒っては別にないんだけどね…まだ誰にも言ってなかったんだけど、私他の人より足…
主に太ももが太くて…それがコンプレックスでさ

それを見られたのが恥ずかったっていうか…』


硝「そうだったんだ、まぁ悪いのは完全に向こうだからキレたって何にも間違ってないけどな
やってることクズだし」


『それは確かに…でもそうやって硝子や夏油が怒ってくれただけで救われた、だからありがとう!』


硝「おう、Aが怒れない時は代わりに私や夏油が怒ってやるから…安心しろ」




『……しょーこ、イケメン…惚れていい?』


硝「パス」


『パスすな』







硝子のおかげでかなり気持ちの整理ができた

…五条と、もう一回ちゃんと話そう

欠点も他者から見れば長所になる→←自覚済みなクズ行動 ※



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桜都葉(プロフ) - え…まって……。好こです…。 (1月19日 12時) (レス) @page41 id: 16abf5aa00 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - メロンのパンさん» どじょうと家電が合体しちゃいました笑ありがとうございます!! (8月7日 12時) (レス) @page4 id: 3c7a92fc04 (このIDを非表示/違反報告)
メロンのパン - どじょうケトルで吹きましたw面白いです!頑張ってください!! (8月7日 8時) (レス) @page4 id: 1fad8f46ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめの | 作成日時:2023年7月28日 0時

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