嵌められ飛ばされ呼吸困難 ページ11
『………』
悟「…………」
え、いつまでこの時間続く…?このまま小一時間この男に口抑えられたまま見つめ合っとかなきゃ
いけないとかじゃないよね??
そんなだったら私まだ呪霊に呪い殺された方がマシ…「うっし今だ走れ!!!」んだよいきなり
悟「後ろは絶対向くな!!とにかく上まで駆け上がるぞ!!」
『はぁ!?ちょ…!!』
マジで後ろを見ないせいで私のことが全く見えておらず遅い足の私は即置いていかれ…
────五条を見失った、えー現在迷子の16歳児ですどうも
『上まで行くって言ってたし…屋上の方かな…てかここの廃ビル何階建てなのよもう…
さっきから全然たどり着けな…い……』
……あれぇ、嫌なこと勘づいちゃったぞぉ…?まさかとは思うけどこれ…
あの呪霊の術に嵌められた…??
大急ぎで階段を駆け上がりその度壁に書いてある階数を見て気がついた
やっべこれ完全にはまっちったわ!!!ははっ☆
『って言ってる場合かよ…この系はよくあるって聞かされてたけどまさか2級がいるなんて思わないじゃん…
だから五条連れてけって言ったのか先生…やっぱ先生私のことめっちゃ好きだな結婚しよ』
一回大声出してみる…?いや閉じ込められてる状態なら意味ないか…
無駄に体力を消費するわけにもいかないしどうしたも「カァ…アアイィ…ネエェェ…?」
…ん?今誰か私の事褒めた?もう可愛いのは知ってるから出来れば他の褒め言葉キボンヌ
「コッ…チィィ…ミィィテエェ…?」
『絶対見ちゃダメなやつ系で笑えねえハハッ!……笑えたわ』
「ネエェ…ミィテッテバアァァァ!!!!!」
『おおこれが本場のいないいないばぁぁああ!?!?っ…!いったぁ…ちょっともう…
頭蓋骨割れたかと思ったじゃん私の骨でスープでも作る…気……かっ…ハァッ…!?』
しくじった…あれだけ五条に後ろを見るなと言われていた理由がたった今分かった
そして私から目線を外さなかった理由も…
この呪霊は目が合えばほぼ終わり…メデューサかよ…どうしよ…息ができない…!!
なんとか…習った呪力の与え方で弱らせ……あ、やばい…酸欠で、もう意識が…
悟「やっぱお前じゃ無理だよなぁ」
『……ご…じょ……?』
最後目にしたのは、窓ガラスの破片が光に照らされながら飛び散っている中に
青い瞳の男が心底楽しそうな笑みを浮かべていたものだった…
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桜都葉(プロフ) - え…まって……。好こです…。 (1月19日 12時) (レス) @page41 id: 16abf5aa00 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - メロンのパンさん» どじょうと家電が合体しちゃいました笑ありがとうございます!! (8月7日 12時) (レス) @page4 id: 3c7a92fc04 (このIDを非表示/違反報告)
メロンのパン - どじょうケトルで吹きましたw面白いです!頑張ってください!! (8月7日 8時) (レス) @page4 id: 1fad8f46ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめの | 作成日時:2023年7月28日 0時