Secret〜A song to give to you〜2

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バタッ

警察:田中嶺二さんですね！現行犯逮捕…20:30

田中:おい！！…離せ！！西川遥輝！！

遥輝:なんや？

田中:お前の人生潰してやるからな！！

遥輝:一生警察の中やから無理や

まぁ変な事言ってるけど…知らん

妃乃:はぁ…なんかあっという間ね

遥輝:こんな簡単に行くんですね

マネ:遥輝くん！！

遥輝:終わりました

三井:お金…必要なかったみたいですね

遥輝:Aがここに所属してる状態で警察に渡したくなかったんやけどな…

妃乃:しょうがないわ…1日でしないと
あの人も手を打ってくるから

ん？…あいつは？

遥輝:Aは？

マネ:あれ…横にいたのに

妃乃:A…？

三井:妃乃さま！！A様が！！

遥輝:…A！

いつの間にかどこかに行っていた三井さんに
ついて行くと警察の人に押さえられてるA

遥輝:A！！

三井:外に来た瞬間殴りかかって…^^;

妃乃:A！！

「離して！！…この人を！」

警察:お気持ちは分かりますが！これでは…

「やだ！やめて！離して！」

遥輝:離してください

警察:でもっ！

遥輝:A…おいで

明らかに目が違うAを
無理矢理引っ張って目を合わせる

遥輝:A？

「…はる？」

遥輝:もうこいつはAに何も出来ない

「でも…はるが…」

遥輝:俺は大丈夫やで…Aが側におればそれで

妃乃:A…手が

遥輝:病院行くで…

「行かない…大丈夫」

三井:西川様…A様
お車の用意しております…家に戻りましょう

警察の人に目配せして…俺らは車に戻る

妃乃:どうしよう…手…

あいつを突き飛ばしたのか引っ掻いたのか
所々血が滲んでいて噛み締めた唇は切れて痛々しい

「大丈夫…」

遥輝:どこがやねん…無茶しやがって

妃乃:まだ… 熱も下がってないんじゃない？

遥輝:熱っ…

三井:専属医呼んであります

気が抜けたのかアドレナリンが切れたのか
ぐったりしだしたA

妃乃:死んじゃわないよね…！！

遥輝:大丈夫ですよ…

妃乃:やっと…Aと

家について医者に見てもらって
点滴をしてもらって三日間の絶対安静を言われた
俺は2日後には北海道に戻る…
すぐにでも
Aを連れていく予定だったけど無理そうだな

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