Secret〜A song to give to you〜2

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遥輝:今のこの事務所…部下であるタレント達に接待をさせ仕事をもらい金を稼いでるそうですね
あ、裏組織との関わりを持ち…薬の密売も個人ではされてるとか…あーそういえば飲酒運転して人を1人殺したみたいですね

田中:…

遥輝:あなたほどの人がそんな事件起こしたらあっという間に情報は広がるはずなのに誰一人知らない
何故でしょう？笑


田中:…

遥輝:自首したらティナは帰ってきますよ？
したくないならティナはこのまま俺のそばに

田中:そんなのお前の憶測にしか過ぎない…！！
誰も信じやしないさ…残念だったな

どこまでも往生際悪ぃな

遥輝:自首した方が罪軽くなるの知ってます？
残念でしたね…一生地獄で生きろ


イヤモニを2回ノックして合図を送る

ガチャ

妃乃:失礼します

田中:妃乃…

妃乃:私の…子供はどこにいるんですか
ずっと探してきた…

田中:会わせないといったはずだ！

行方不明だなんて言えない

妃乃:そう…

遥輝:説明するから、1回でちゃんと理解しろよ…？

田中:なんだよ！

遥輝:あんたは妃乃さんが産んだ子供を閉じ込めた
使用人と2人の家庭教師、子供の顔を知るのはその3人だけだった。外に出ないように…バレないように
でも、6年前 その子は居なくなった…

こいつは何をどこまで知ってるんだ…

遥輝:その子が18歳の時…逃げ出したからだ
その時あなたは既に事務所はやめていてその子を探すよりも出来たばかりのこの事務所の社長に選ばれて実績を出すために接待できそうなタレントを探していた…お金も何も無いその子はそこら辺で野垂れ死んでいるだろうとか予測してたんやろうけど
残念やったな…笑

妃乃:あなたは繁華街である人をスカウトした
顔を見たことが1度もない…気にもかけなかったあの子とは知らずに声をかけた

遥輝:そう…あんたは
自ら閉じ込めた子をスカウトしたんだ
不運なことにな…笑

そんなことありえるわけない…

遥輝:もう誰かわかったよな？

田中:ティナ…

遥輝:ふっ…Aもあんたのことをもちろん知らなかったわけで…それでもあんたのこと憎む出来事は多々あった…歌手としてスカウトしたはずが
女優としてしか扱わず…おまけに身体をはらせた
その時あんたは1度だけ重大なミスをした

田中:ミス…

妃乃:あなたが1番溺れている裏組織の人を接待リストに入れてしまっていた

そんなミスはないはずだ…！

遥輝:その紙切れ、破棄で

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