第二話 私が！？ ページ16
歌乃「みんなは…どう思う？」
「いいと思う！」
「素敵ですね」
「楽器を使うのかな？」
「さぁ？どうだろ」
『え、え！？どういうこと…？』
歌乃「私たち、今劇を作ってるんだけど…」
蒼良「群読劇、相思樹の歌って言います」
部長「卒業自主公演がもうすぐでな」
歌乃「お、沖縄戦の劇を作ってるの」
『お、沖縄戦！？なんで？』
凛花「最後の公演は…平和劇をやるんです。あ、コレ台本なんですけど。どうぞ」
『あ、ど、どうも…？』
蒼良「去年は沖縄の節目の年、本土復帰50周年があったじゃないですか。それで、歌乃先輩が沖縄戦の劇を作りたい！って言い出したんです」
歌乃「ちょっと蒼良くん言い方。…それで沖縄戦を通して…伝えられることがないのかなって思って…」
『…それで、その劇と三線は…何の関係が？』
歌乃「私…ずっとラストシーン迷ってて…でもAちゃんの音楽があれば…完成する気がして！だから…どうかな？」
『……ごめん』
「えっ？」
「…だよねぇ」
『誘ってくれたのは…すごく嬉しいし！みんなすごいと思う。だけど…私にはできないよ」
歌乃「これはAちゃんにしか出来ないよ！」
『でも』
凛花「演じたりするわけじゃないんですよ」
『だから』
蒼良「俺たちだってサポートします！」
『話を聞い…』
部長「歌乃、そこまでにしとけ。蒼良も凛花もAさんの話聞けよ」
『…ｯ私、戦争の話やりたくない…ﾀﾞｯ』
部長「ほらな」
歌乃「……やっぱり…地元の人にとってはあんまり触れられたくないところだったのかな…。でも私たちの思いは届けたいし…ちゃんと読んでもらいたい…もう一回だけ会いに行っちゃダメかな…」
「やっぱ、地元の人には辛い話だよ」
「歌乃先輩、落ち込まないでください」
「というか…なんで三線が必要なんですか？」
歌乃「悲しいお話で終わらせたくないの」
凛花「…え？」
歌乃「…ごめん！やっぱもう少し考える！」
部長「…俺も行くわ」
蒼良「え！？待ってください！」
凛花「部長！？」
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日向(プロフ) - こここさん» ……もう僕には分かりません。お役にたてなくて申し訳ございません (2023年2月20日 19時) (
レス) @page18 id: 2a018bc79a (このIDを非表示/違反報告)
こここ - みゃあ様は活動されていますか？ (2023年2月20日 16時) (レス) @page3 id: bd8fc734b1 (このIDを非表示/違反報告)
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